勝利を呼んだルーキーの好騎乗、全兄を追いかけて更なる高みへ

まずまずのスタートから、砂を被らない外目の好位５番手へ。３コーナーより早めに進出を開始し、前２頭を競り負かすように先頭に立って直線を迎えると、後続の追撃を力強く振り切って２着に３／４馬身。およそ１年ぶりとなる勝利を手中に収め、２勝クラスへの昇級を果たした。前週２着で感触を得ていたルーキー舟山瑠泉騎手の積極的な好リードに応えるように、大きなアクションで長くいい脚を使っての胸のすくような快勝劇。意欲の連闘策が見事に実を結んだ格好だ。現段階ではトモに緩さを残しており、良績が平坦コースのダート１７００ｍ戦に偏っている状況だが、裏を返せば、まだまだ成長の余地があるということ。同じく鹿戸雄一厩舎の管理馬でオープンクラスまで昇り詰めた全兄のレッドライデンもまた、４歳時は条件馬として２勝クラスに在籍していた。その経緯を考えれば、レッドライトニングにとっての今回の２勝目は通過点と言っていいだろう。この勢いに乗って更に勝ち星を積み上げ、息の長い競走生活へ。来たるべき充実期を楽しみに待ちたい。

レッドライトニング
父：エイシンフラッシュ　母：ブランシェール　母父：ディープインパクト　美浦・鹿戸雄一厩舎
2025.07.06　函館８Ｒ ３歳以上１勝クラス　ダ1700ｍ　舟山瑠泉騎手