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2025.12.30

スポニチアネックス

キズナ 2年連続総合リーディングサイヤー ノーザンファームが圧巻の15連覇 JRA各部門リーディング

 25年中央競馬の全日程が28日に終了し、29日に各部門リーディングが発表された。28日に先行発表があった騎手、調教師のほか、馬主、生産者、サイヤー3部門(総合、2歳、BMS=母の父)の7部門。各部門とも上位勢に大きな変化はなかった。

総合リーディングサイヤー

  騎手部門はクリストフ・ルメール(46)が140勝で3年連続8度目の全国リーディングを獲得。秋華賞から京王杯2歳SまでJRA重賞機会4連勝など11月30勝を含む秋の活躍はすさまじかった。調教師部門は61勝を挙げた杉山晴紀師(44)が23年以来2度目のリーディング。重賞5勝、獲得賞金でも18億円超でトップ。重賞勝利数は友道康夫師(62)、木村哲也師(53)の7勝が最多。

 総合リーディングサイヤーは164勝を挙げたキズナが2年連続。重賞勝利数は昨年の15勝から12勝と減らしたが、昨年を上回る44億円超の賞金を獲得。2歳は4年連続で2位だったエピファネイアが初戴冠。重賞VはアルテミスSのフィロステファニのみだが、阪神JFの1番人気アランカール、無傷連勝で紫菊賞を制したロードラヴォール、クロノジェネシスの初子ベレシートなど来年が楽しみな素質馬が多い。4位コントレイルは現2歳が第1世代の新種牡馬でトップ。ブルードメアサイヤー(BMS=母の父)はディープインパクトが3年連続。母の父としてしばらく君臨しそうだ。2位はこちらも3年連続のキングカメハメハ。3位ハーツクライは昨年5位から順位を上げた。

 生産者部門はノーザンファームが圧巻の15連覇。皐月賞馬ミュージアムマイルが有馬記念を勝ち、25年中央競馬を締めくくった。エンブロイダリー(桜花賞、秋華賞)、クロワデュノール(ダービー)、へデントール(天皇賞・春)など10頭がG1を勝利した。馬主は今年も社台系クラブ法人が上位を独占。サンデーレーシングが9年連続で首位を獲得。皐月賞、有馬記念を制したミュージアムマイル、ダービーを制したクロワデュノールと3歳馬の活躍が目立った。