2026.02.24

レッドプロフェシー、オープン入り

21日土曜日、東京競馬場の準メインレースは金蹄S。ダート2100メートルの3勝クラスに出走したのがレッドプロフェシーだ。栗東・大久保龍志厩舎に所属する6歳牡馬で、手綱を取ったのは原優介騎手(25)。同馬に騎乗するのは、3走前の伊勢佐木S以来だった。
 その伊勢佐木Sも、今回と同じ東京ダート2100メートル。当時は好位から運んだが、結果は3着だった。原騎手が振り返る。
 「3~4コーナーでモタつく面があるので、それを見越して序盤で位置を取りに行く競馬をしました」
 今回も当初は同様の戦法を思い描いていた。だが、パドックで考えを改める出来事があった。
 「担当の厩務員さんと話す中で『馬の調子がいいので、ためる形でも大丈夫そうです』と言われました」
 その言葉を胸に返し馬へ向かうと、手応えから新たな感触を得た。
 「控えても良い脚を使えそうだと感じました。だから今回は、前半はゆっくり行かせようと思いました」
 ゲートが開き、作戦を実行。道中はリズムを重視して運んだ。
 「手応えは良かったですし、前回はステッキを入れないといけなかった3~4コーナーもスムーズでした」
 直線に向いた時点で、弾ける手応えは充分。追い出されるとしっかり伸び、2着ワンパットに3馬身の差をつけて快勝。勝ち時計は2分10秒7だった。
 原騎手は勝因をこう分析する。
 「前走で松若風馬騎手が急かさずに控える競馬をして、しっかり脚を使わせてくれたことが、今回の最後に生きたと思います。状態の良さに加えて、ためる競馬が板についてきたことが大きいですね」
 自らの好騎乗を誇ることなく、周囲への感謝を口にしたのだ。
 「深いダートもこなせるタイプですし、東京のこの条件でこういう競馬ができるなら、今後は交流重賞でも楽しみが広がると思います」
 2年5カ月ぶりの勝利でオープン入りを決めた、ルーラーシップ産駒。その先に大きな舞台を思い描かせる、鮮やかな圧勝劇だった。
(撮影・文=平松さとし)