2026.01.09

ルージュフローラと丸山騎手

2025年12月27日、中山競馬場の芝1600メートル戦でデビューを迎えたのがルージュフローラだ。モーリス産駒の牝馬で、管理するのは美浦・森一誠調教師。鞍上は丸山元気騎手が務めた。
 「一週前と当該週、2週続けて調教に騎乗しました」
 最終追い切りは坂路での併せ馬、ひと目で分かるほどの好手応えだった。その印象を伝えると、丸山騎手はこう振り返った。
 「本来は年明けデビューの予定だったようですが、手応えが良くて、いつでも使える状態だと感じました。新馬戦から期待できる雰囲気はありましたね」
 迎えた新馬戦。ゲートが開くと、ルージュフローラはポンと好スタートを決めた。
 「スタートセンスがありますし、自然と出てくれました。道中は正直、もう少し抱えたい部分もありましたが、追い切りの本数を考えれば上々だったと思います」
 好位3番手を追走し、4コーナーでは外から先頭に並びかけるシーンも作った。しかし、最後の直線でひと伸びを欠いた。丸山騎手が述懐する。
 「勝ちに行った分、最後の坂で止まってしまいました」
 それでも勝ち馬からは僅か0秒3差の4着。内容を考えれば、決して悲観するものではなかった。その手応えは、鞍上の言葉からも伝わってくる。
 「乗り心地は良かったですし、気性も素直でとても乗りやすい。操縦性の高い馬なので、勝ち上がるのは時間の問題だと感じました」
 次走は1月18日の中山競馬、芝1600メートルの牝馬限定未勝利戦を予定している。丸山騎手はこう続けた。
 「使われたことでテンションが上がる可能性はありますが、それだけが唯一の心配材料でしょうか……。とはいえ、息遣いはもっと楽になるはずですし、現状ではマイル前後が合っていると思います。初戦の内容から見ても、充分に好勝負できると思います」
 成長を感じさせた初陣を経て、次走ではどんな走りを見せてくれるのか。来週末が楽しみだ。
(撮影・文=平松さとし)