2026.03.10

歓喜を呼び込む父と子の物語、第二章は開業初出走で初勝利

絶好のスタートから、迷うことなく果敢に先手を主張してハナへ。道中は内ラチ沿いぴったりをリズミカルに回って理想どおりの展開に持ち込むと、直線を迎えてからも脚色はまったく衰えず、そのまま後続の追い上げを力強く振りきって先頭でゴールに飛び込んだ。手塚貴久調教師の渾身の仕上げによるバトンを受け継ぎ、1992年生まれのJRA現役最年少トレーナーである手塚貴徳調教師が小学校時代から幼なじみの同級生でもある横山和生騎手を配してターフに送り込んだ記念すべき開業初出走。トラックバイアスや風向きを巧みに読み解いたジョッキーの積極策も功を奏し、記憶にも記録にも残り続ける晴れやかな厩舎初勝利となった。ちょうど3時間前に同じ中山の舞台で勝ち星を挙げた全弟レッドスティンガーに負けまいと、兄としての矜持を見せつけて2勝目を掴み取ったレッドレナート。父・貴久の感激と子・貴徳の感涙で幕を開けた本馬の第二章には、まだまだ歓喜のサプライズが待っているに違いない。

レッドレナート
父:レッドファルクス 母:マレーナ 母父:ダイワメジャー 美浦・手塚貴徳厩舎
2029.03.07 中山12R 4歳以上1勝クラス 芝1600m 横山和生騎手