2025.11.26
潜在能力の高さを再確認、反撃の狼煙を上げる待望の2勝目
ゲートを無難にまとめ、序盤は中団の外目で折り合いに専念。3、4コーナーからじわっと先行集団の直後まで押し上げ、前を射程圏内に捉えて直線を迎えると、残り200mからパワフルなフットワークで先頭へ。最後まで後続の追撃を許すことなく、待ちに待った2勝目を手中に収めた。まだまだ自分自身で気持ちのコントロールが利かず、力んで走ってしまう気性面の危うさを残しているレッドキングリーだが、今年6月に喉頭形成術を施すなど不安要素に一つひとつ対処。C.ルメール騎手の見事な手綱捌きに導かれるようにして、反撃の狼煙を上げることに成功した。現在4連勝中のウィクトルウェルスを完封した新馬戦での勝ちっぷり、のちの日本ダービー馬クロワデュノール、重賞勝ち馬サトノシャイニングに続く3着と素質の片鱗を窺わせた東京スポーツ杯2歳Sでのパフォーマンス、そして前日の準オープンと比べても遜色ない今回の走破タイムからしても、秘めたる潜在能力の高さは疑いようがない。レースペースが流れるぶん、むしろ昇級は望むところだ。
レッドキングリー
父:サートゥルナーリア 母:レッドエルザ 母父:Smart Strike 美浦・木村哲也厩舎
2025.11.24 東京12R 3歳以上1勝クラス 芝1600m C.ルメール騎手