2025.06.30
遅咲きの才能が一気の開花へ、母に捧げる待望のJRA初勝利

スタートを決めて、内から無理なく先頭に立ち、レースの主導権を握って3コーナーへ。1番人気馬にピタリとマークされる形にも臆することなく、十分な手応えを残して直線を迎えると、最後は後続に3馬身半差をつける完勝。2022年9月のデビューからおよそ2年9ヶ月、紆余曲折を経て、ついに中央での初勝利を掴み取ることに成功した。父はテーオーロイヤル(天皇賞・春)、ミュージアムマイル(皐月賞)と2年連続でG1馬を輩出して勢いに乗るリオンディーズ。母レッドセシリアは阪神ジュベナイルフィリーズで僅差の3着に健闘した実力馬で、近親に愛オークス馬WinonaがいるMy Bupersに遡る名牝系。母セシリアにとってもこれが待ち望んでいた産駒のJRA初勝利となった。今回から着用したチークピーシーズの効果もあったのか、逃げを打ってメンバー最速の上がりでまとめる文句なしの好内容。今年の桜花賞を勝ち、早くもクラシックトレーナーとなった新進気鋭の森一誠調教師と共に、遅咲きの5歳馬が一気に開花の瞬間を迎えようとしている。本領発揮はまだまだこれからだ。
ルージュアズライト
父:リオンディーズ 母:レッドセシリア 母父:ハーツクライ 美浦・森一誠厩舎
2025.06.29 福島7R 3歳以上1勝クラス ダ1150m 荻野極騎手