2026.08.21
スポニチアネックス
インドの名手が魅せる!スラジ・ナレドゥ WASJで憧れの日本初参戦「小さい頃からの夢だった」
夏の札幌の恒例イベントとなった国際騎手招待「2026ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」が、今年も22、23日に行われる。インド出身のスラジ・ナレドゥ(41)は、WAS選抜(外国騎手・地方競馬所属騎手チーム)として初出場。憧れていた日本での騎乗で、その腕前を見せつける。
「日本で乗るのが小さい頃からの夢だったんだ」。インドの名手、ナレドゥが憧れの地で初騎乗を果たす。見習い時代に英雄ディープインパクトに魅せられ、金色の暴君オルフェーヴルの強さに感銘を受けたという41歳。「キラーアビリティやサトノインプレッサなど、インドには日本の種牡馬もたくさんいるしね。全力で頑張るよ。いい成績を残して、JRA短期免許を取れるようにしたいんだ」と意気込んだ。
25歳の若さでインド史上最速となる通算1000勝を達成。国内G1を110勝以上、重賞250勝以上を挙げる、まさしくトップジョッキーだ。25年には、世界の名手12人が集う「シャーガーカップ」でインド人騎手として初勝利。坂井、岩田望と組んだアジア選抜のキャプテンとしてチームを優勝に導いた。愛称は“インドのマジックマン”。「決して魔法を使っているわけではないんだけどね」と本人は苦笑いするが「経験が自分の強み。それを土日の騎乗で見てほしい」とアピールした。
“仲間”の応援が励みになる。日本の牧場で働くインド人から、SNSに多くのメッセージが届いていることを明かし「日本でこんなにもインド人が頑張っていることを知ったし、注目されていることが分かった」とびっくり。「インド代表として頑張りたい」と力を込めた。
WASJの4鞍以外にも5鞍の騎乗オファーを受け、キーンランドCではイツモニコニコとコンビを組む。「すぐに重賞に乗れることがうれしい。ありがたい」と関係各所に感謝しつつ「過去の全レースを見てきた。操縦しやすそうな馬だね。外めで好位を追走したい。何とか馬の良さを引き出したい」と分析もバッチリ。一緒に来日した家族8人と日本の競馬ファンの前で、華麗な手綱さばきを見せる。
≪陣営も手腕期待 イツモニコニコ≫ナレドゥとの初コンビでキーンランドCに参戦するイツモニコニコは、函館滞在で調整中。CBC賞10着から中1週となるため今週は追い切りを行わず、木曜朝は角馬場で体をほぐした。甲斐助手は「間隔が詰まっていますし、折り合いのこともあるので」と説明し「輸送した後もカイ食いは変わらず良くて落ち着きがありますね」と好気配を伝えた。テン乗りとなる鞍上については「うまくさばいてくれたら」と手綱さばきに期待を寄せた。
◇スラジ・ナレドゥ 1985年2月7日生まれ、インド出身の41歳。20~23年にかけて4年連続で年間チャンピオンジョッキーに輝いた。26年にはインド国内初の金字塔となる通算2500勝を達成した。父サティシュ・ナレドゥ、叔父マレシュ・ナレドゥは共に調教師。