2026.06.08
スポニチアネックス
稍重の英コロネーションCはベイシティローラー圧勝 登録済みの凱旋門賞オッズ上方修正 英ブックメーカー
6日に英国のエプソム競馬場で行われた第121回コロネーションC(G1、芝2410メートル)はタタソールズゴールドC2着からオイシン・マーフィー(30)とコンビ継続で臨んだ4番人気の地元馬ベイシティローラー(牡4=G・スコット、父ニューベイ)が10馬身差で圧勝。6頭立ての道中3番手で流れに乗ると直線、一頭だけ大きく外に進路を取り、ぐいぐい伸びて突き抜けた。稍(やや)重で勝ち時計は2分40秒08。ドイツのミュンヘンに遠征した昨秋のバイエルン大賞に続く、2度目のG1制覇となった。昨年の覇者ヤンブリューゲルが2着、そこから5馬身半差で昨年の英愛ダービー馬ランボーンが3着、さらに26馬身差の4着に昨年ジャパンC覇者でドバイ遠征(ドバイシーマクラシック1着)明けのカランダガンが入った。
勝利に導いたマーフィーは「この馬にとって理想的なコンディションでした。わずか13日前にカラ(タタソールズゴールドC)で走ったばかりなのに、これほど良い状態でここに来られたのは馬にとっても厩舎にとっても素晴らしいこと。厩舎での様子を撮影した動画を送ってもらったけど馬が跳ね回っていて本当に驚いた。それでも今日は興奮している様子もなく、ゲートインする際には元気いっぱい。レースはいつも通り、指示通りに走ってくれた」と相棒を称え、会心の笑み。「ジョージ・スコット厩舎にとって大きな勝利。若いトレーナーの下、昨年はキャリア最高のシーズンを送り、今年は既にG1を2勝。さらに飛躍的なシーズンになるのでは」とジョージ・スコット師(37)と厩舎スタッフを賞賛した。
スコット師は「この道のりを共に歩んでくれた全ての人に感謝しています。最初からずっと支えてくれた人、そしてオーナーとこの喜びを分かち合えるのは本当にうれしい。信じられない気持ちです。ベイシティローラーはまさにプロ中のプロ、並外れた馬です。ただひたすら自分の仕事をこなし、毎日ハードなトレーニングを積み、レースを心から楽しんでいます。今日、それを証明してくれた」と笑みを浮かべた。
今後については「2000メートル前後でも好走しているのは能力が高いからで緩い馬場の2400メートルが合っている。凱旋門賞こそ、この馬にぴったりのレース。元気が良く、間隔を空けると馬房でじっとしていられなくなるので長く休ませることは考えていません。まずは今日のレースを振り返り、勝利をかみしめ、それから次のことを考えます」と見通しを語った。
凱旋門賞(10月4日、パリロンシャン芝2400メートル)に登録済みで、大手ブックメーカーはこの勝利を受けてオッズを修正。コロネーションC発走前に34倍に設定していた英ウィリアムヒル社は17倍、同じく34倍だった英bet365社は21倍に手直しした。昨年の覇者ダリズ(牡4=仏F・グラファール、父シーザスターズ)がブックメーカー各社の1番人気となっている。