2026.01.16
スポニチアネックス
「常に全力投球」2年目の南関ジョッキー中山遥人 さらなる飛躍へ
【大いに気になる!】今年も無我夢中でステッキを振る。「常に全力投球」。中山遥人(18=小林)は新年の抱負を力強く語った。あっという間に過ぎ去ったというルーキーイヤーは37勝を挙げた。昨年4月にデビューした南関同期ではトップの勝ち星。所属である浦和以外の騎乗も目立っていた。中山は「もうちょっと勝てたかなと思っています。取りこぼしたレースも多かったし、まだまだです」と、おごることなく1年目を振り返った。
「正月感が全くなかった」と笑う中山は昨年12月30日の大井から、4日までの川崎の計6日間、ひっきりなしにレースに乗り続けた。元日には昨年唯一、未勝利の川崎でうれしい初勝利。幸先のいいスタートを切った。「(騎乗数が多いことについて)本当にありがたいです。今後、減量がなくなれば乗り鞍が減ってしまうかもしれない。まずは信頼を得られるジョッキーにならないと」。10代とは思えない謙虚さを持ち、冷静に自身を分析していた。
手綱さばきを見れば騎乗数が多いのも納得できる。インパクトが大きかったのは8日の浦和9R。11番人気カラフルロケットに騎乗した中山は、中団追走から内ラチ沿いをスルスルと上がり、直線もインを突いて差し切った。コース形態上、先行馬が有利な小回りの浦和ではなかなか見られない光景。「もちろんコースや展開、脚質によって変わりますが、どうすれば馬の力を温存してあげられるか。そのために位置取りは常に考えています」。若手らしからぬ正確な判断力が中山の強さだろう。
休日の過ごし方は「とにかく寝る」という、10代らしい一面も見せる。まだまだ成長中の2年目が、さらなる飛躍を遂げる。(面来 陽介)