【オールカマー】ドゥラドーレス　坂路単走ラスト1F12秒2　半妹レガレイラとの初対戦へ好反応

　兄としての意地がある。木曜追いでオールカマーへの態勢を整えたドゥラドーレス。前日の美浦で注目を集めた半妹レガレイラとはここで初対戦を迎える。宮田師は「こちらは胸を借りる立場です（笑い）。それでも、この先はもう一つ上のクラスで戦いたいと思っているので」と秋始動戦に燃えていた。

　最終リハは坂路で単走。キビキビとしたフットワークで登坂し、全身を使った走りは迫力十分。軽く仕掛けられたラストは機敏に反応し、4F53秒5～1F12秒2で駆け上がった。「思惑通りに動きが良くなってきた。いい頃に比べると8、9分くらいの出来だけど先週末より一段階上がってきました」と上昇を告げる。

　名馬ディープインパクトを産んだ曽祖母ウインドインハーヘアから連なる優秀な母系。妹レガレイラは昨年のダービー（5着）で2番人気に推され、有馬記念を優勝した。兄はG1級のポテンシャルを認められながらも重賞で善戦続き。指揮官は「休んでいた時期もあるので、まだ馬は若い。初タイトルを獲らせて秋のG1へ向かいたい。中山2200メートルの舞台はぴったりだと思う」と意気込む。新たなステージは手ごわい妹を下した先に待っている。