2025.08.15
スポニチアネックス
“メイショウ軍団”松本オーナー JRA通算2000勝へ、あと1勝 今週は20頭スタンバイ!
あと1勝としているJRA通算2000勝へ、どのタイミングで偉業達成なるか。今週、松本オーナーの所有馬は20頭の大攻勢。先陣を切るのが土曜中京2R・新馬戦(芝1200メートル)のメイショウハッケイ(牝=本田、父ダイワメジャー)だ。所有した曽祖母メイショウサンサンから4代にわたって連なる縁深い母系。管理する本田師は「お母さん(メイショウヒサカタ=18年昇竜S勝ち)はダートで走っていた馬だけど上(1歳上の半兄メイショウツヨキ)は芝で勝っている。芝は合いそう」との見立て。メモリアルVに向けては「勝てば記念になる。(このタイミングは)狙えるものじゃないし、たまたまだけどチャンスは十分」と意気込んだ。

本田師自身、オーナーへの思い入れは強い。「自分があんちゃん(見習騎手)だった時は馬主になられて、まだ数年の頃だった。当時は所有馬がそう多くなくて毎朝、必ず競馬場で厩舎に顔を出して厩務員さんに声をかけていた」と振り返り「競馬関係者をとても大事にしてくださる方。そのスタイルは昔から変わらない」と尊敬の念は尽きない。土曜の午前中に早々の達成がありそうだ。
日曜の重賞にもスタンバイ。中京記念のメイショウシンタケがメモリアルウイークに花を添える。23年米子S以来、勝ち星から遠ざかっているが同年サマーマイルシリーズ覇者であり復活劇がないか。千田師は「夏バテしていないし、馬っ気があって7歳でも元気」と若々しさを強調しつつ「競馬や調教も以前ほど嫌がらなくなった。余裕が出てきたかな」と精神面の成長を感じている。重賞タイトルを手にし、オーナーに喜んでもらうつもりだ。「自分がジョッキーの頃から、お世話になって開業後は毎年、預けていただいている。サマーマイルシリーズのボーナスではまだ(恩を)返せていないですよ」と感謝しきり。オーナーを慕うトレーナーらが祝福ムードをさらに高めていく。