【新潟大賞典】田中勝師　シリウスコルトで重賞初挑戦　前走V後も順調「競馬が上手」

　3月に開業した田中勝春師（54）が重賞初挑戦を迎える。シリウスコルトを送り出す新潟大賞典を前に「あまり気負ってはいないかな」と師。前走・福島民報杯で厩舎に記念すべきJRA初勝利をもたらした愛馬を頭に思い描き、柔らかな笑みを浮かべた。

　その前走は好位追走から直線半ばで抜け出してV。その後も順調に乗り込みを消化し「状態は変わらず、いい感じで来ている。競馬が上手だからね」とうなずく。同馬は今春、定年を迎えた恩師・宗像義忠元調教師から引き継いだ一頭。「大事に育てて、これからもいい競馬をしていってもらえたら。宗像先生も楽しみに見てくれたらいいなと思います。勝った時は連絡もくれましたから」。感謝の思いも胸に晴れ舞台に挑む。