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2025.04.30

スポニチアネックス

【大井競馬 東京プリンセス賞】ベルグラシアス 重賞初挑戦でV 町田は「まだ成長する」

 25年南関東牝馬クラシック第2弾「第39回東京プリンセス賞」が大井競馬場で行われた。4番人気ベルグラシアスが直線で抜け出し優勝、重賞初挑戦でタイトルをもぎ取った。同馬と2着グレアネオンライトには「第61回関東オークス」(Jpn2、6月18日、川崎)への優先出走権が与えられた。

東京プリンセス賞を制したベルグラシアス

 前走、今回と同じ大井1800メートルで行われた不死鳥賞で後続を1秒1ぶっちぎった勢いは本物だった。

 道中は後方4番手で脚をため、動き出したのは3コーナー手前。一気に勢いをつけて馬群の外を上がっていくと、直線を向いたところでは4番手。右ステッキの連打とともに先に抜け出したホーリーグレイル、プラウドフレール、ゼロアワーの上位人気馬3頭を次々とかわしていくと、残り200メートルで先頭に立った。

 それでも気を抜かせないようにステッキを入れ続けると、最後は追い込んだ後続を2馬身半振り切ってVゴールに飛び込んだ。

 「この馬のペースで走らせるつもりだったが、ペースが速くなって展開も向いた。まだ成長するし先が楽しみ」と町田も納得の表情。

 次走は「権利を獲ったJpn2か、のじぎく賞(5月22日、園田)」(市村師)となったが、3歳牝馬路線に現れた新星の活躍が楽しみになってきた。

 ◇ベルグラシアス 父サンダースノー 母リバティーベル(母の父アサティス) 牝3歳 大井・市村誠厩舎 馬主・八嶋長久氏 生産者・北海道日高町のファーミングヤナキタ 戦績8戦3勝 総獲得賞金4172万円。