2026.07.04
小林美駒騎手重賞初制覇
6月28日に行われた函館記念(GⅢ)は、ファウストラーゼン(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎)が優勝した。手綱を取ったのは、美浦・鈴木伸尋厩舎所属の小林美駒騎手。3月に21歳を迎えたばかりの若手女性騎手だ。
2023年にデビューすると、1年目は10勝、翌24年は19勝をマーク。そしてデビュー3年目の25年には勝ち星を一気に37勝まで伸ばした。今年はさらにそれを上回るペースで白星を積み重ね、冒頭の函館記念で自身初の重賞制覇を成し遂げた。
「北海道の競馬に参戦するようになってから関西の関係者との交流が増え、成績も伸びるようになりました」
騎乗数を確保できるようになったことで経験を積み、代名詞ともいえる先行策で減量の恩恵を生かす騎乗スタイルを確立。着実に結果を残すようになった。
「依頼された馬は何とかいい着順に持って来られるように、と考えながら乗っているうちに、少しずつ結果を出せるようになりました」
そんな努力を続ける姿を見守ってきた兄弟子の津村明秀騎手や横山武史騎手、さらに北海道では藤岡佑介騎手(現調教師)らからもアドバイスを受けてきたという。
そして、師匠である鈴木伸尋調教師の存在も大きかったと続けて話す。
「鈴木先生はいつも気にかけてくださいます。北海道に滞在している間はなかなかお会いできませんが、特に自厩舎の馬に乗る時は連絡を取り合っています。常に応援してくださっていますし、本当にお世話になっています。次は自厩舎の馬でも重賞を勝ちたいです!!」
ご存じのように、初の重賞制覇を果たした一方で、ゴール前の斜行により小林美駒騎手には開催4日間の騎乗停止処分が科された。近い将来、自厩舎の馬で、誰もが納得する形の重賞制覇を再び成し遂げる姿を期待したい。
(撮影・文=平松さとし)
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