2026.02.06

レッドサクヤのエルフィンS

今週末、京都競馬場ではエルフィンSが行われる。芝1600メートルで争われる3歳牝馬限定戦で、同じ距離の桜花賞(GⅠ)へとつながる重要なリステッドレースだ。
 さかのぼること10年前の2016年。当時、牝馬の冠名も「レッド」だった東京ホースレーシングは、レッドアヴァンセ(栗東・音無秀孝厩舎)をこの一戦に送り込んだ。武豊騎手を背に快勝を収めると、その後は桜花賞に加え、オークス(GⅠ)、秋華賞(GⅠ)にも出走。牝馬三冠路線すべてに駒を進めた。
 その2年後の18年には、同クラブから2頭の愛馬がエルフィンSに出走した。レッドサクヤ(栗東・藤原英昭厩舎)と、レッドランディーニ(栗東・石坂正厩舎)である。
 レッドサクヤは前年10月の新馬戦で初勝利。この時、手綱を取った浜中俊騎手は「完勝でした。強いですね」と驚きの表情を見せた。その後、1勝クラスで4着、2着と経験を積み、3歳限定の準重賞である本レースへ挑戦。鞍上は福永祐一騎手(現調教師)で、2番人気に支持された。
 一方のレッドランディーニは、新馬戦こそ9着に敗れたものの、2戦目で勝ち上がる。その後、1勝クラスで7着となったが、浜中騎手とのコンビでここに挑戦してきた。こちらは5番人気だった。
 レースは前半3ハロン34秒3という流れの中、2頭とも後方からの競馬となった。3~4コーナーでレッドサクヤが外から進出し、先行勢を射程圏に捉えると、その直後に迫っていたのがレッドランディーニだった。
 直線では2頭がそろって末脚を伸ばし、レッドサクヤが1着、レッドランディーニが3着でゴールイン。勝ち時計は1分35秒6だった。
 レース後、レッドサクヤに騎乗した福永騎手は「1戦ごとに力をつけています。まだ遊ぶところはありますが、この先が楽しみです」とコメントした。
また、レッドランディーニの浜中騎手も「気性的に落ち着いてきて、よく頑張ってくれました」と愛馬をたたえた。
実際、レッドランディーニは後にマーメイドS(2019年、GⅢ)で2着と好走するのだった。
また、勝ったレッドサクヤも桜花賞では7着だったが、続くオークスで4着と健闘を見せた。ちなみにそのオークス当時、パドックで同馬を引いていたのは、競馬学校生だった岩田望来現騎手だった。
(撮影・文=平松さとし)