2025.10.06
得意舞台で抜群の末脚を披露、偉大な父の背中を追うオープン入り

ゲートを互角に飛び出し前半は後方から3頭目に控え、しっかりと脚を溜める競馬を選択。直線を迎えて馬場の真ん中から思いきって馬群に突っ込んでいくと、進路を切り開くような勢いで自慢の瞬発力を余すことなく発揮。最後は2頭の間を割ってグングン差を詰め、アタマ差抜け出た瞬間がオープン入りを叶える歓喜のゴールとなった。昨春の2連勝後は意外にも勝ち星から遠ざかっていたレッドシュヴェルトだが、暑さ負けやダート挑戦、道中での不利など、それぞれに敗因があったのも事実。これまで全3勝を挙げている得意の東京・芝1400mが舞台となれば、この変わり身も納得のパフォーマンスといえる。メンバー中、唯一となる上がり32秒台の末脚は自身の最速上がりタイムを0秒1更新するもの。5歳時からメキメキと力をつけてスプリンターズS連覇を果たした父レッドファルクスの偉大な蹄跡を振り返ってみれば、まだまだ上を目指していけるに違いない。父の代表産駒の筆頭として、この先は重賞ウイナーの仲間入りがひとつのミッションとなってくる。
レッドシュヴェルト
父:レッドファルクス 母:ハイドバウンド 母父:Grand Slam 美浦・尾関知人厩舎
2025.10.04 東京10R 白秋ステークス 芝1400m 佐々木大輔騎手