2026.10.18
スポニチアネックス
【英チャンピオンS】昨年2着のリベンジ!オンブズマンが昨年Vカランダガン撃破「凄い競走馬」ビュイック
英国競馬の一大イベント、ブリティッシュチャンピオンズデーが17日、首都ロンドン近郊のアスコット競馬場で開催された。6R・英チャンピオンS(G1、芝1990メートル)は6頭で争われ、ウィリアム・ビュイック(38)騎乗の1番人気オンブズマン(牡5=J&T・ゴスデン、父ナイトオブサンダー)が直線、爆発的な加速力を見せ、3馬身3/4差で差し切りV。連覇を期してフランスから参戦したカランダガン(セン5=F・グラファール、父グレンイーグルス)が2着、凱旋門賞2着から中1週のベイシティローラー(牡4=G・スコット、父ニューベイ)が3着に入った。
昨年このレースではカランダガンに2馬身1/4差をつけられ、2着に敗れたオンブズマン。道中3番手で脚をため、直線に向くと前2頭を捉え、後方から末脚勝負のカランダガンに迫られるシーンもなく、文句なしの勝ちっぷりで5度目のG1制覇を飾った。
この勝利の背景には昨年の敗戦を踏まえた作戦の修正があった。J・ゴスデン師は「昨年は後方からになり過ぎた。10~11馬身も離れていたから、今年はそれを繰り返さないと決めていた」と振り返る。同じくゴドルフィンが所有し、ハヴリン騎乗でペースメーカーの役割を担うデビルズアドボケイトが先導。師は「事前に話し合っていた通り、安定したペースで進めたかった」と好走の要因を挙げ、前半の流れが落ち着いたことでオンブズマンは持ち味の瞬発力を生かせる位置を取れた。
手綱を取ったビュイックは「レースが理想通りに運んだ。あの加速は驚異的。素晴らしい感覚だった。非常にレースセンスが良く、無駄な力を使わずに走る。それで促すと一気に力を解き放ち、飛び出していく。バネのような馬だよ。本当に素晴らしい、凄い競走馬で、これほどの馬に乗れることを光栄に思う」と相棒を絶賛。師は「この馬が走りたいようにウィリアム(ビュイック)が乗ってくれた」と鞍上の判断を称えた。
ヨークの前走・英インターナショナルSは1番人気4着。師は前走の敗因について「空回りした」と話すにとどめ、今回は「本来の姿を取り戻した」と評した。前走は馬場の影響もあり、思うように伸びなかったとみられている。ビュイックは「ヨークでは軟らかい馬場が一因だったし、他にもいくつか要因がある。不思議なレースだった」と首をひねる。今回は良馬場の中でも比較的、重めの馬場だったが師は「この馬はそれにも対応できる」と適性を強調した。ロイヤルアスコット開催の25&26年プリンスオブウェールズS連覇を合わせ、アスコットで3度目のG1制覇。この点について「こういった舞台で結果を残し続けるのは並大抵のことではない」とねぎらった。
今後については師は「種牡馬入りするか、シェイク・モハメドと相談してBCターフ(G1、31日、キーンランド芝2400メートル)への出走を検討するか、そのどちらか。ゴールデンホーン(かつての管理馬で15年BCターフ2着)はキーンランドが合わなかった。当日、だいぶ雨が降ったからね。でも、この馬なら対応できるはず。素早く俊敏で、今日もその気になれば先頭で運べた。こういうタイプなら、あのコースも合うと思うし、選択肢の一つ。急いで決断する必要はない」と中1週の米遠征を視野に入れ、プランを練っていく。