2026.10.10

スポニチアネックス

凱旋門賞のセン馬開放に名門クールモアが猛反発!撤回求め署名運動への参加呼びかけ

 来年から凱旋門賞(G1、パリロンシャン芝2400メートル)へのセン馬の出走が認められることを巡り、世界的な競走馬生産・所有グループのクールモアが反対署名運動への支持を表明した。9日、英競馬専門紙レーシングポスト電子版などが報じた。

凱旋門賞連覇を成し遂げたダリズ(右)(C)Scoopdyga/France Galop

 凱旋門賞はこれまで、繁殖能力のないセン馬の出走を認めてこなかった。しかし、主催するフランスギャロが今年6月に出走資格の変更を決定。9月には欧州パターン委員会(EPC)が承認し、2027年からセン馬にも門戸が開かれることになった。

 同紙によると、クールモアは公式Xで「凱旋門賞を守ろう」と投稿し、伝統や威信、サラブレッド生産における重要性を守るため、反対署名への参加を呼びかけた。

 署名運動はフランスの有力生産者アンリ・ボゾ氏が立ち上げたもの。同紙は、現地時間9日午後6時時点で約1000人が署名したと伝えている。

 一方、セン馬開放の背景には、昨年のジャパンCを制したカランダガンなど、世界的な実力馬が出走資格を持たない現状がある。フランスギャロは出走資格の拡大により、世界のトップホースが集まり、レースの魅力がさらに高まると説明している。

 同紙は、クールモアを率いるジョン・マグニア氏が6月の段階から開放に反対していたことも紹介。「セン馬を加えれば、凱旋門賞はもはや本物のレースではなくなる」と強く批判していた。