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2026.10.02

スポニチアネックス

【毎日王冠】ライヒスアドラー 大人の走り 心身成長 鞍上佐々木「春に比べて落ち着き出てきた」

 その躍動感にライヒスアドラーらしさが充満していた。主戦・佐々木が騎乗したWコースの3頭併せは一番後ろを進んだ。3コーナー手前まで行きたがる面も見せたが、しっかり制御して内へ。6F85秒3~1F11秒6。手綱を抑えたまま、前を行く中サントシャペル(2歳新馬)、外ルージュリリック(3歳1勝クラス)に一瞬で迫り、圧倒する勢いで楽々併入した。

佐々木を背に3頭併せで追い切るライヒスアドラー(右)

 2週連続で追い切りに騎乗した佐々木は「1週前にやって、しっかり仕上がりました。手前もこちらのサポートが必要ないぐらいで替えられたし、だいぶ大人になってきています。フラットワークの時に見せていた硬さも取れて、春に比べ落ち着きも出てきた」と心身の成長を肌で感じている。

 春の皐月賞(3着)で2冠馬ロブチェン、リアライズシリウスに続いた健脚。ダービー(8着)は伸び切れなかったが、前走・佐渡Sは上がり3F32秒7の強靱(きょうじん)な伸びで、馬群をこじ開けて古馬を一蹴。自己条件では器の違いを見せた。上原佑師は「先週しっかりやって状態も上がってきたので、今日は折り合いと手前変換の確認。ジョッキーもいい感触をつかんでくれた」と穏やかに切り出した後、前走を述懐した。「折り合いの課題もクリアしてくれた。難しい形で、強引で他馬に迷惑をかけましたが、この馬の根性を見せてくれた」と愛馬を称えた。

 全2勝を挙げている9F戦。東京1800メートルも昨秋東京スポーツ杯2歳S(3着)でダービー2着馬パントルナイーフと0秒2差。当時も3F32秒9で豪快に伸びた。自慢の瞬発力が生きる開幕週の絶好ターフ。鞍上が「1800メートルはいいと思う。それに左回りの方がパンとする感じで動きもいい」と力を込めれば、指揮官も「いい形で(秋初戦を)始動したい」と念願の重賞初制覇を見据えた。