2026.10.01
スポニチアネックス
【毎日王冠】リアライズシリウス 余力たっぷり併入 左回りに替わって動きスムーズに
秋の東京開幕を告げる伝統の古馬G2「第77回毎日王冠」の最終追い切りが9月30日、東西トレセンで行われた。今春皐月賞2着のリアライズシリウスが、Wコース3頭併せで余力十分に併入。盤石の出陣だ。「第61回京都大賞典」は、今春の天皇賞4着の5歳牝馬アクアヴァーナルが、重賞初Vへ赤い気炎を上げた。
さすがは関東期待のG1候補。リアライズシリウスが春のダービー(7着)以来の実戦でも確かな脚力を体現した。Wコースの3頭併せ。津村が3週続けて乗り、一番後ろでしっかり折り合った。直線は内へ。6F83秒2~1F11秒4(馬なり)。手綱を抑えたまま、ギアを瞬時に上げ、中ヴェルバーニア(2歳未勝利)と楽々併入、外ショーマンフリート(5歳3勝クラス)に1馬身半先着した。
引き揚げてきた津村は「いい動きでした。まだまだ時計は出せるぐらいで元気いっぱいですね。こっち(左回り)だとスムーズに手前を替えますし、こっちの方が動きもよく分かりますね」と力強く続けた。通常、美浦の水曜追い日は当週の開催競馬場の“回り”に準じる。先週までは中山で右回り、今週からは東京で左回りに替わった。全3勝を左回りで挙げているサウスポー。右回りの1週前追いと違い、より動きの把握が鮮明になった形だ。「体つきも2週前はボテっとした感じだったが、だいぶ緩さもなくなり、戦える仕上がりになってきた」と状態にお墨付きを与えた。
4月の皐月賞(2着)は2冠馬ロブチェンに3/4馬身差に食い下がった。早め先頭に出たダービー(7着)こそ最後に脚が上がったが、再始動のここは譲れない。手塚久師は「同じ休み明けでも阪神(朝日杯FS5着)の時は寒さもあって、体調もひと息だった。あの時とは違います。秋は何戦かするつもりなので、好スタートを切りたい」と力を込めた。東京1800メートルでは共同通信杯でロブチェンをねじ伏せて快勝。舞台も出来も最良だ。津村は「これから中距離にシフトしていくので結果も内容も求めたいと思います」と始動戦Vを見据えた。