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2026.09.30

スポニチアネックス

【凱旋門賞】アドマイヤテラ 札幌記念9着からの参戦 友道師「経験を踏まえて、この選択がベストかなと」

 欧州最高峰の頂を目指す。凱旋門賞にアドマイヤテラを送り込む友道師は16年マカヒキ(14着)、22年ドウデュース(19着)以来、4年ぶり3回目の挑戦。「歴史はもちろん、格式も高いレースだけど、それ以上にどの日本馬が最初に勝つか…そういった面でも、ずっと注目されていて、凄いレースだと思う。その舞台に立てるのはうれしい」と晴れやかな表情で語った。

友道康夫調教師

 今年初戦の阪神大賞典をレコードで制し、続く天皇賞・春は0秒1差3着と好走。春ごろから近藤旬子オーナーとの間で“秋は海外に行きたい”と遠征プランは頭の中にあった。具体的にレースを考えていく中で、凱旋門賞、メルボルンC、国内に専念する3択に絞られ、「凱旋門賞に行くなら今年かな、ということで挑戦が決まった。最後はオーナーが決断してくれました」と経緯を明かす。

 これまで前哨戦に現地のニエル賞を選んだマカヒキ(1着)、ドウデュース(4着)と違い、アドマイヤテラは札幌記念を選んだ。「現地の前哨戦を使うと(滞在期間が)約1カ月。ちょうど環境に慣れたところでレースになってしまい、過去に連れて行った2頭も調整が中途半端だった。もっと長期間で滞在ができれば違うと思うけど、あの間隔だと、仕上げるのは難しい。これまでの経験を踏まえて、この選択がベストかなと思った」と説明する。

 その札幌記念は9着。2000メートルは短かった。指揮官は「想定していた中で、最悪の結果になったけど、凱旋門賞の前に一度使っておきたい意味合いも大きかったので」と切り出し、「使った効果はあると思う。レースに関しても駐立が良く、課題のゲートも出てくれた。結果以外のところで成長を感じられる部分はあった」と悲観していない。

 鞍上は20年ソットサス、23年エースインパクトと当レース2勝を挙げるC・デムーロとの新コンビが決まった。「現地をよく知っているジョッキーなので心強い。癖もなくて、乗りやすいし、長くいい脚を使えるタイプなので、手が合いそう」と笑みを浮かべる。前走の疲れも取れ、予定通りの調整で10日に現地入りした。「馬場に関しては当日の天候もあるし、正直やってみないと分からない部分はあるが、スピード競馬だけでなく、洋芝の札幌や天皇賞・春など、長丁場でも結果を出している。どの馬場にも対応できると思って、連れて行くので」と対応力を信じる。陣営の思いを背負った優等生が、海外の強豪に挑む。