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2026.09.26

スポニチアネックス

【スプリンターズS】パンジャタワー自在脚で戴冠 速い流れにも対応 外の3頭が徹底先行で激流誘発

 この秋もお任せあれ。G1予想企画「展開王」がスタート。数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していく。「第60回スプリンターズS」を担当するのは大阪本社・新谷尚太。高松宮記念連覇を果たしたサトノレーヴが引退し、主役不在の短距離界で王者になるのはあの馬だ。

パンジャタワー

 中山芝は開幕2週がBコース、先週からさらに3メートル外側のCコースに替わった。台風の影響で日曜、火曜と芝は重馬場で開催。先週、中山に臨場した調教師や厩舎スタッフに聞くと「内を通った先行馬が簡単には止まらない」との声が多かった。ただ、今週末も傘マークが見える。レースを重ね、内が荒れてくれば傾向が一変しても不思議ではない。

 展開の鍵を握るのはピューロマジックだ。過去2年を振り返ると一昨年は前半3F通過32秒1のハイペースで逃げ、昨年は同33秒7の平均ペースで逃げたジューンブレアを見ながら3番手のインをキープ。異なる立ち回りで、いずれも8着だった。そのピューロマジックをはじめ、今年も速い馬がそろった。連覇が懸かるウインカーネリアンは前で運んでこそ持ち味が生きる。昨年ハナを切ったジューンブレア、一昨年の覇者ルガルも前々で運びたいタイプ。当レース初出走のブラックチャリスやフリッカージャブ、ワールズエンドもいる。自然と流れが速くなるとみた。

 ハイペース必至の顔触れで◎を託すのはパンジャタワーだ。前走キーンランドCはスタート後につまずき、二の脚でカバー。好位のインから直線、外に出して0秒2差の2着に入った。勝ち馬サウンドモリアーナを捉えることはできなかったが、直線はきっちり脚を使った。悲観する内容ではなかった。どんな展開にでも対応できる、自在性が備わっている。

 昨年オーストラリア遠征のゴールデンイーグルが重馬場で0秒4差の5着と力走。今春の高松宮記念はサウジアラビア遠征から帰国後、検疫と放牧を挟んで10日競馬(放牧から帰厩後10日)で参戦し、タイトな日程ながら0秒4差の4着と1分6秒台の高速決着に対応した。当日の馬場コンディションが読みづらい状況で晴雨兼用なのは心強い。キーンランドCで休み明けを叩き、上昇カーブを描いてG1へ。高松宮記念と比べれば調整過程にゆとりがあり、仕上がりは雲泥の差と言っていい。14~16番の3頭が前に行き、道中ごちゃつかず運べそうな13番枠は理想的。乗り慣れた鞍上の松山に導かれ、新スプリント王を襲名する。