• トップページ
  • Topics & News
  • 【追憶の柴田善臣 G1・3勝目】96年NHKマイルCタイキフォーチュン 頑張るところ「僕と似ている」

2026.09.15

スポニチアネックス

【追憶の柴田善臣 G1・3勝目】96年NHKマイルCタイキフォーチュン 頑張るところ「僕と似ている」

 JRA騎手の柴田善臣(60)が15日、現役引退を表明した。デビュー42年でJRA・G1勝利は9回。当時の“ヒーロー原稿”をもとに振り返る。G1・3勝目は96年のNHKマイルC。タイキフォーチュンとのコンビだった。外国産馬の“ダービー”としてスタートした第1回。G1・9勝のうち3歳馬での勝利はこの1回だけだった。(馬齢は現在の表記)

96年、第1回NHKマイルCで4番人気のタイキフォーチュンが制し、鞍上の柴田善臣騎手は会心のガッツポーズ

1着 タイキフォーチュン 牡3 57柴田善

2着 ツクバシンフォニー 牡3 57横山典

3着 ゼネラリスト    牡3 57ロバーツ

 ハイペースでレースを引っ張ったバンブーピノ、ファビラスラフインなど先行勢の脚色が直線で鈍った瞬間、柴田善の気合に応えタイキフォーチュンが力強いストライドで抜け出してくる。大外からツクバシンフォニーが強襲するが、3/4馬身差を保ったままゴール。NHKマイルCの初代チャンピオンに輝いた。

 「馬がリラックスしていたのでスタートもスムーズ。4コーナーまでは馬任せでした。少し抜け出すのが早いかなと思ったが、よく辛抱してくれた」と会心のレースを振り返る柴田善。「この馬のセールスポイントは、普段はボーッとしていてもレースでは一生懸命に頑張るところ。何か僕と似ているね」。ヤマニンゼファーでの安田記念、天皇賞・秋に続くG1・3勝目に笑みが絶えなかった。

 「東京の2400メートル?走らせたいね。いつかはダービー馬と対決してみたい」と高橋(祥泰)師。外国産馬のため残念ながらクラシックの出走権はない。勝ち時計の1分32秒6はオグリキャップが90年、安田記念でマークしたレコード(当時)に0秒2差迫る好時計。それも3歳のこの時期にマークしたものだから、能力は計り知れない。どこまでも夢が広がっていくタイキフォーチュンの快走劇だった。