2026.07.31

スポニチアネックス

【クイーンS】ケリフレッドアスク執念リハ 初コンビ横山武も手応え「いい走り」

 日曜札幌メイン「第74回クイーンS」の出走馬が30日、確定した。函館記念2着から転戦するケリフレッドアスクは初コンビの横山武を背に札幌芝コースで併せ馬。態勢は万全、不利に泣いた前走の悔しさを晴らす。

札幌芝コースで追い切るケリフレッドアスク(左)(撮影・千葉 茂)

 勝利への執念がこもっていた。クイーンS出走馬の多くが“馬なり単走”で最終リハを済ませる中、ケリフレッドアスクは僚馬エイカイコバチ(3歳1勝クラス)と併せ馬。ダートで速めのキャンターを行って、芝コースへ。初コンビとなる横山武とのコンタクト。「(前日)夜の雨を待って軟らかい馬場でやりたいという判断でした。昨日(水曜)もキャンターに乗って、具合は良さそうです」と状態を伝えた。

 道中は僚馬を目標にして運んだ。スピード感たっぷりに直線は内へ進路を取った。鞍上が手綱を動かしてスイッチを入れると一気に加速。迫力のある蹄音を響かせながら5F65秒1~1F11秒6、1馬身先着した。横山武は「肩ムチでピリッとさせて反応は良かった。キャンターだとあまり感じられないけど、速いところに行ったらいい走りでした」と振り返った。

 前走函館記念(2着)は勝利を確信する直線の伸び。ところが、ゴール前で勝ち馬の外斜行の影響でブレーキをかけた。陣営はその大きな不利に対して降着の申し立て、その後に不服申し立ても行ったが、昨年の紫苑S以来となる重賞2勝目は認められなかった。それでもケリフレッドアスクは気持ちが折れなかった。今井助手は「疲れはなさそうだし、カイバも食べていて体重は減っていない。雰囲気は凄くいいし、メンタルが強い子ですね」と目を細めた。

 父ドゥラメンテ、母父ディープインパクトから受け継いだ強力な末脚が武器。近4走は全て上がり2位以内にまとめている。3走前の福島牝馬S4着に前走と小回りもこなす。同助手は「大跳びでロングスパートが得意。今回は1800メートルなので前半でどれだけ付いて行けるかが鍵になるとは思う。洋芝は合っているし、57キロは福島牝馬Sでも経験しているので大丈夫でしょう」と力を込めた。強まる勝利への渇望。今度こそ決める。