2026.07.27
スポニチアネックス
【関屋記念】アンパドゥ 5馬身差圧勝 遅れてきた大器 飛躍の秋へタイトル初奪取
サマーマイルシリーズ第2戦「第61回関屋記念」が26日、新潟競馬場で行われ、外国産馬アンパドゥがイン強襲で5馬身差圧勝。重賞初出走初制覇を果たしたとともに、イフラージ産駒はJRA重賞初Vとなった。
雨を切り裂く鋭い伸び。上がり馬アンパドゥが鮮やかイン強襲。後続をあっさり置き去りにして、着差はレース史上最大となる5馬身。重賞初挑戦での圧勝劇に「強い内容だった。いい馬。エンジンがいい。無事に行ったら大きいところを狙える馬です」と岩田望は賛辞を並べた。
鞍上の好判断が光った。きっちりスタートを切ってスッとラチ沿いを確保。道中はロスなく運び、しっかりパートナーの脚を温存した。直線でも最内にこだわり、残り500メートルからエンジン点火。残り200メートルで逃げ粘る伏兵クランフォードを余力十分にかわし、あとは独り旅となった。
テン乗りで見事な一発回答。騎乗停止明けで今年の重賞3勝目を挙げた岩田望は「ゲートはいつもより出たが、二の脚がそこまで速くなかったので、リズム良く行った」とレースを回顧。続けて「直線は内が空いて手応えも良かった。最後は突き放してくれました」と相棒のパフォーマンスに感嘆した。
この日の新潟は明け方から降雨。休止時間に入った正午過ぎからは激しい雨風に見舞われ、レース史上初となる不良馬場での出走となった。時計のかかるコンディションで勝ちタイムは1分32秒4、上がり3Fは33秒7。優秀な数字を残してのVに「決してフロックではない」と木村師は確かな手応えをつかんでいる。
デビューが3歳5月と遅れた上に、骨折による1年以上の長期休養もあったため、5歳でキャリアはまだ7戦。指揮官が「奇麗に歩けないところがある」とジャッジする通り、まだまだ伸びしろは十分だ。次走は未定も、飛躍の秋に向けて大きなタイトル初奪取。遅れてきた大器の今後から目が離せない。
アンパドゥ 父イフラージ 母ラハナスカイズ(母の父ドバウィ)21年3月29日生まれ 牡5歳 美浦・木村厩舎所属 馬主・ゴドルフィン 生産者・英国のゴドルフィン 戦績7戦5勝(重賞初勝利)総獲得賞金9503万5000円 馬名の由来は人名より。