2026.07.15
スポニチアネックス
【セレクトセール】新種牡馬ドウデュース産駒“急騰” 最高額「コッパの2026」2億5000万円
日本最大級の競走馬セール「セレクトセール2026」が14日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。2日目の当歳セリで注目を集めたのは、武豊とのコンビでG1・5勝を挙げた新種牡馬ドウデュースの産駒。2億5000万円の値がついた「コッパの2026」を筆頭に、上場された9頭は全て落札された(1頭当たりの平均落札額は約7855万円)。同セール2日間の売り上げ合計は、史上最高の334億8400万円となった(落札額は全て税抜き)。
競馬界の至宝ドウデュース――。2日目の当歳セリで初年度産駒が登場するたびに、セリ会場は熱気に包まれた。
上場10頭目に産駒のトップバッターとして登場した「シタディリオ2026」(牡)はアドマイヤの近藤旬子氏が9600万円で落札。「友道先生にドウデュースの子を預けて、夢の続きを見たいです」と胸を躍らせた。現役時代に父を管理した友道師は破顔一笑。「馬も凄く良かったですし、ドウデュース産駒が初めてセリに出てきたので何とか欲しかった。父と歩き方、背中のシルエットが似ています」と印象を語った。
セリの最高潮は産駒4頭目の上場番号341「コッパの2026」(牡)だ。リザーブ価格5000万円からスタートすると5200万円…5400万円…5600万円と上がり、そこから一気に1億円!!さらに2億円のコール!!セリ開始からわずか10秒で価格が跳ね上がった。最終的に7コール目の2億5000万円でミクニが落札。その瞬間、拍手が起こった。ミクニの西村拓泉部長は「うちのオーナーがドウデュースの中で一番いい馬だと大変、気に入っていたので思い切っていった。クラシックで頑張ってもらえれば」と父同様の大舞台を目指す。
販売した社台ファームの吉田哲哉副代表は「全くの想定外でしたね。ここ10年で一番のどよめきだったんじゃないんでしょうか」と驚きを隠せない。半兄に24年関屋記念覇者トゥードジボンを持つ血統。「いろんなオーナーさんから“ドウデュースの産駒で一番目立つのはこれじゃないか”と声をいただいていました。スピードのある母に種付けして、うまく調和していい体になりました」と素材を高く評価した。
ドウデュース産駒は今年の新種牡馬で最多の9頭が上場され、全て落札される人気ぶり。友道師は産駒全体のイメージについて「生まれてすぐは脚が長くて、ドウデュースっぽくないなと思いました。でも成長するたびに体に幅が出てきて、見るたびにシルエットが変わってきている。そのあたりの成長はドウデュースに似ていますね」と期待を寄せた。産駒は早ければ28年夏にデビュー。父の同期で先に種牡馬入りしたイクイノックスの産駒よりデビューは1年遅くなるが、ライバル対決・第2章が今から待ち遠しい。
▽ドウデュース 父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズの血統で通算16戦8勝。そのうち14戦で武豊が手綱を取り、21年朝日杯FS、22年ダービー、23年有馬記念、24年天皇賞・秋、ジャパンCのG1・5勝を挙げた。社台スタリオンステーション(北海道安平町)で種牡馬入りし、種付け料は初年度から2年連続1000万円、25年は202頭に種付けしている。