2026.06.29
スポニチアネックス
【ラジオNIKKEI賞】サノノグレーター重賞初V 田辺、地元で復活「結果につながって良かった」
「第75回ラジオNIKKEI賞」は1番人気サノノグレーターが重賞初勝利。今週から戦列に復帰した田辺裕信(42)が地元福島に錦を飾った。
田辺裕信ここにあり!地元・福島で力強く復活した。サノノグレーターを重賞初Vに導いた鞍上は福島県二本松市出身。左かかとのボルト除去手術で3週間休養しており、今週が復帰初週だった。「手術明けでも走る馬を用意してくれた尾形先生やオーナーの方には感謝しかない。手術した箇所については凄い感触が良かったので、結果につながって良かった」。地元ファンの大歓声に迎えられ、自然と笑みがこぼれる。尾形師も「本人も絶好調だと言っていたので期待していた。復帰週にいいことがあって良かった」と喜んだ。
異例の“超高速馬場”。土日で5つのレコードが生まれた福島で、新たな快記録を生み出した。勝ちタイムは従来のコースレコードをコンマ1秒更新する1分45秒2。「速い決着に対応できるか心配だったけど、終わってみれば心配いらなかったですね」と田辺。前半1000メートル通過59秒0と流れたレースを、4角11番手から上がり3F最速34秒0の末脚で鮮やかに差し切った。指揮官は「状態は最高に良かったし、折り合いが凄くスムーズだったので必ずはじけると思って見ていた」と回顧。これでサノノグレーターは中山芝2000メートルの2歳レコード(1分58秒2)に続き、2個目のレコードホルダーとなった。
今後について「僕は距離延長したいけど、田辺さんが(父)グレーターロンドンの主戦騎手だったので相談しながら決めたい」と指揮官。殊勲の鞍上は「まだ若い馬。秋競馬から盛り上げてくれると思うので、応援よろしくお願いします」と地元のファンの前で力強く宣言した。実りの秋へ――。田辺とサノノグレーターのコンビが26年後半戦を盛り上げていく。
《記録アラカルト》
【騎手】田辺は24年(オフトレイル)以来の勝利で通算3勝目。JRA重賞は25年福島牝馬S(アドマイヤマツリ)以来で通算47勝目。13年から14年連続のJRA重賞制覇となった。
【調教師】尾形師は管理馬延べ4頭の出走で初勝利。JRA重賞は13年京王杯2歳S(カラダレジェンド)以来で通算2勝目。
【種牡馬】グレーターロンドン産駒は延べ2頭の出走で初勝利。JRA重賞は22年小倉2歳S(ロンドンプラン)以来で通算2勝目。
【レコード】勝ちタイム1分45秒2は98年の吾妻小富士オープンを制したアンブラスモアの記録を0秒1更新するコースレコード。
【関東馬】関東馬の勝利は5年ぶり。通算成績は関東馬60勝、関西馬15勝。
【1番人気】16年ゼーヴィント以来10年ぶりの勝利で、通算23勝目。
【ハンデ56キロ】ハンデ戦となった06年以降、24年オフトレイル以来の勝利で通算4勝目。
サノノグレーター 父グレーターロンドン 母メメクザリアーナ(母の父ジャングルポケット)23年3月29日生まれ 牡3歳 美浦・尾形厩舎所属 馬主・佐野信幸氏 生産者・北海道日高町の沖田牧場 戦績7戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6581万2000円 馬名の意味は馬主名より+父名の一部。