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2026.06.17

スポニチアネックス

【セントジェームズパレスS】ボウエコー無敗5連勝 ロックネイン「心から感謝」ムーア&スミヨン騎乗停止

 英国王室が主催する伝統の開催「ロイヤルアスコット」は16日、首都ロンドン近郊のアスコット競馬場で好天の下、幕を開けた。

セントジェームズパレスSを制したボウエコー(右)(C)Megan Rose Photography

 4R・セントジェームズパレスS(G1、3歳牡馬、芝1590メートル)は6頭で争われ、先行勢を見ながら道中4、5番手で運んだ1番人気ボウエコー(牡3=英G・ボーウィー、父ナイトオブサンダー)が直線、外を回って長く脚を使い、内に進路を取ったグスタードとの追い比べを短頭差で制した。良馬場で勝ち時計は1分38秒48。昨夏のデビューからビリー・ロックネイン(20)が手綱を取り、無敗5連勝で前走の英2000ギニーに続くG1制覇となった。

 ロックネインは「最初の1Fが勝負どころだったけど少し出遅れてしまいました。パワーブルーが私たちのすぐ後ろに迫ってきたので理想よりも早く動かざるを得なかったけど、この馬の根性で何とか切り抜けました。非常に意志が強い馬で素晴らしい瞬発力と抜群の能力が備わっています。まずはリラックスさせ、呼吸を整え、リズム良く走らせることを心がけ、それができたことで力強く走ってくれました。無敗で今日ここに来たので少しプレッシャーを感じていたけど幸い、勝利を手にすることができました。距離ロスのある競馬になってしまったけど粘り強く走ってくれました。まるで夢を見ているようで、ジョージ(ボーウィー師)とオーナーが私を信頼してくださったことに心から感謝しています」とチームの勝利を強調した。

 ボーウィー師は「この馬自身、初めて際どい争いになったけど期待通りの走りをしてくれた。競り合いを経験したことで今後はもっといい走りができるんじゃないかな。ビリー(ロックネイン)と一緒に仕事ができるのは素晴らしい。彼は弟のような存在で友人でもある。普段からよく話をして、いい関係を築けている。彼は馬に乗っている時もそうじゃない時も並外れた才能があり、綿密な計画を立て、それが結果に表れている」と人馬を称えた。この後はサセックスS(G1、7月29日、グッドウッド芝1600メートル)に向けて調整を進めていく。

 また、英国の競馬統括機関BHAはレース後、公式サイトに裁決レポートを掲載。2着グスタードに騎乗したライアン・ムーア(42)はスタート後、左に寄れた際に修正せず、他馬の進路を妨害する不注意騎乗で3日間の騎乗停止を科され、6着プエルトリコに騎乗したクリストフ・スミヨン(45)は内ラチ沿いから外に出してパワーブルーの進路を妨害し、同厩グスタードがスムーズに走れるようにしたと判断され、8日間の騎乗停止を科された。

 ▽ロイヤルアスコット 毎年6月3週目にアスコット競馬場で英国王室が主催する開催。英国では「ロイヤルミーティング」と呼ばれ、日本では「ロイヤルアスコット」で定着している。日本調教馬の最先着は2000年キングズスタンドSのアグネスワールドと25年クイーンエリザベス2世ジュビリーSのサトノレーヴ2着。今年は16日から20日まで5日間の日程で、G1・8競走を含む重賞19競走が組まれている。日本調教馬は最終日のクイーンエリザベス2世ジュビリーS(G1、芝直線1200メートル)にサトノレーヴ(牡7=堀)、ルガル(牡6=杉山晴)が出走予定。