2026.06.17
スポニチアネックス
梅雨空を“ドル箱”に! 雨馬場3格言「大型馬は軽視」「返し馬を重視」「ダートは血統」
春のGP「宝塚記念」が終わって、いよいよ本格的なサマーシーズンに突入する。夏競馬の水曜新企画は「夏色思い」。記者が夏に関するテーマを考え深掘りする。初回は東京本社の鈴木悠貴(35)が担当。6月初旬から続々と全国各地で梅雨入り。騎手への取材とデータを踏まえ、雨馬場レースの馬券攻略法を見つけ出す。
競馬ファンがレースを予想する上で重要なファクターとなるのが馬場状態。日本では「良」「やや重」「重」「不良」の4段階に区分されているが、「良」を除く3つの雨馬場は荒れやすいとされている。実際、早朝に大雨が降った先週土曜の函館では高配当が連発。12レース中10レースで万馬券、1&12Rは10万円超え馬券が飛び出した。
力通りの決着になりにくい雨馬場。敬遠気味な競馬ファンも多いかもしれないが、傾向さえ分かれば、梅雨は“ドル箱”シーズンとなるかも!?近3年、雨馬場での芝の単勝回収率370%の丸田、ダートで同131%の原。巧者2人の証言を元に、攻略法を探った。
≪“大型馬は買い”はうそ?≫芝は馬場が渋るとパワーが要求される。ともあれば、大型馬を狙ってみたくなるものだが…。「体が大きければパワーがあるというわけではない。むしろ、大型馬はピッチが上がり切らないイメージがある」と丸田。その言葉通り、今年の芝レースでの500キロ以上馬の勝率は、良馬場(11・5%)より雨馬場(9・2%)の方が悪い。むしろ、大型馬は軽視してもいいのだ。
≪芝はバランスのいい走りの馬≫適性を探る上で参考になるのは走法だと丸田は言う。「グッと沈み込むような馬は苦手なのかな。走りのバランスがいい馬、ポンと飛ぶような走りをする馬は合っているのかも」。注目すべきは返し馬。「前走の走り方と今回の返し馬での走り方を見比べてみてほしい。前走と違うな、と思ったら消し。同じだな、と思ったら買い、という感覚でいいんじゃないかな」。復習が的中の近道となる。
≪お勧めはルヴァンスレーヴ産駒≫原は「砂浜を想像してほしい。サラサラの砂と、波で濡れた砂は全然走りやすさが違いますよね」とダートの重馬場を分かりやすく説明。その上で「とにかくスピードが求められる。血統が結果に大きく影響するんじゃないかな」と予想のヒントを語った。中でも原のお薦めはルヴァンスレーヴ産駒。近3年で調べてみると、勝率(12・4%)、連対率(22・1%)、複勝率(32・7%)はいずれも、250走以上している産駒の中でトップ。やや重馬場だった先週の東京では14頭が出走して【4・1・1・8】、単勝回収率は196%と好成績だった。
天気予報によれば、今週末の東京&阪神は雨予報で、函館も前日の金曜日に雨マーク。宝塚記念のレース前のようなゲリラ豪雨の可能性もあり、今週末は3場で雨馬場もあり得る。3つの格言を参考に、ぜひ高配当をゲットしよう。(鈴木 悠貴)