2026.05.14
スポニチアネックス
【ヴィクトリアM】カムニャック 穏やかに加速 友道師太鼓判「落ち着きがあり、いい走り」
テンションを考慮し、静の姿勢を貫いた。カムニャックはハロー(馬場整地)から20分ほど経過した、馬が少ない時間帯に坂路単走。ラチ沿いをゆったり駆け上がって徐々に加速。馬場の真ん中に誘導されてラスト2Fは13秒3→12秒1のラップで駆け上がった。全体時計(4F56秒0)は予定通り。7日にCWコース3頭併せの1週前追いで6F80秒6(1F11秒3)と負荷をかけたこともあり、当週はこれで十分。友道師は「落ち着きがあり、いい走りだったと思います」と納得の表情を浮かべた。
始動戦の前走阪神牝馬Sが2着。昨年のエルフィンS4着以来、5走ぶりのマイル起用に対応し、逃げの手を打ったエンブロイダリーに首差まで迫った。「阪神から東京に替わって直線が長くなるし、1回使った上積みもあると思います。もう少し差は縮まるんじゃないかと思います」と昨年の2冠牝馬に敬意を払いながら、逆転への手応えを口にする。「この中間もカイバをしっかり食べて、いい調教ができているし、いくらかだけど落ち着きが出てきました」と仕上がりに胸を張った。
当日、ゲート裏でのテンションが鍵になる。昨年オークスを制し、2冠制覇が懸かった2走前の秋華賞は1番人気16着に沈んだ。川田は「ゲートに入る前にあまりにテンションが高くなり過ぎて、ゲートの中でも高ぶる気持ちを抑え切れず全く走れない状態になってしまいました」と敗因を分析。その後はじっくり休養し、前走後も精神面に重点を置いて大一番に照準を合わせている。「スタートを切るまでに、どれくらい彼女が我慢してくれるか」とポイントを挙げた上で「しっかり走り切れる状態でゲートを出てくれれば、おのずと結果は付いてくると思います」と能力を信じている。2度目のG1奪取へ。樫の女王が華麗なる復権を果たす。