2026.04.30
スポニチアネックス
【天皇賞・春】ダービー馬クロワデュノール“長距離仕様”の万全仕上げ 7F長め追い切りでスタミナ強化
最強ステイヤーを決する伝統のG1「第173回天皇賞・春」(5月3日、京都)の追い切りが29日、東西トレセンで行われた。栗東では昨年のダービー馬クロワデュノールがCWコース併せ馬で力強い動き。長めから負荷をかけ、距離延長に向けて万全の仕上がりを見せた。同レースは30日、出走馬と枠順が確定する。
ダービー馬が長距離仕様に仕上がった。クロワデュノールは馬場開場から30分ほどしてCWコースに入り、団野(レースは北村友)を背にグロリアラウス(5歳オープン)を2馬身半ほど追走。道中の折り合いもピタリとついて直線は内へ。馬なりのままシャープに伸び、ラスト1F(200メートル)11秒3のタイムで併入。見守った斉藤崇師は「並びかけるところの反応を見てほしいと思ってやりましたが、体の使い方を含めて先週より格段に良くなりました」とうなずいた。
この日マークした7Fの時計は99秒7。最終追いで初めて100秒を切る意欲的な調教だった。初めてとなる長距離に備えて長めから時計を出し、スタミナを強化。先週22日は同コース6F82秒2でいっぱいに負荷をかけられており、6Fの時計(82秒7)が2週連続82秒台をマークしたのは昨年ダービー以来。その強さを誇示した今年初戦の大阪杯から中3週、叩き良化タイプらしく上積みをアピールした。
昨秋の海外遠征を除けば、トレセンに在厩したまま続戦で競馬に使うのは今回が初めて。指揮官は「思った以上に気持ちが抜けてしまうところがあったのでスイッチを入れるために先週はしっかり動かして、日曜には反応が良くなっていました。(国内で)これだけ間隔を詰めて使うのは初めてですが、体が締まっていい状態で使えそう」と胸を張った。
これまでの最長距離だった2400メートルから一気に800メートルも距離は延びる。指揮官は「お父さんが勝っていますからね。そこに関してはそんなに心配していません」ときっぱり。父キタサンブラックは16年にこのレースを勝ち、翌年は大阪杯から天皇賞・春の同じ臨戦過程でG1連勝。さらに、レースぶりからも「前回は馬の後ろにつけて1コーナーに入る段階である程度、折り合いをつけられた」と手応えを口にする。
前走後の場内インタビューで主戦の北村友は「今年はクロワデュノールが主役だと思っています。ずっと引っ張っていけるように」と宣言。歴戦のステイヤーがそろう舞台でも、信頼は揺るがない。ダービー馬が天皇賞・春を勝てば07年メイショウサムソン以来、9頭目となる。最強馬が最強馬らしく、先頭でゴールを駆け抜ける。
≪今年平地G1 G1優勝馬5戦5勝!!≫今年行われたJRA平地G1・5レースは全てG1馬が制している。G1・5レースでG1馬は【5・2・3・6】の好成績。クロワデュノールが制した大阪杯はG1馬が3頭出走して1~3着を占めた(2着メイショウタバル、3着ダノンデサイル)。ここはクロワと昨年覇者ヘデントールのG1馬2頭がエントリーしている。