2026.04.03
スポニチアネックス
国枝栄元調教師が補助員(通称ヘルパー)として現場復帰 国枝元調教師「やってみたい気持ちがあった」
3月3日付で定年引退したJRAの国枝栄元調教師(70)が、次週7日から美浦トレセンの小島茂之厩舎で補助員(通称ヘルパー)として現場復帰することになった。3日、国枝元調教師が明らかにした。
補助員とは、厩舎に欠員が出た時にのみ採用される従業員。厩務員や調教厩務員と同様に、担当馬を持って厩舎作業や調教を行う。従業員に欠員が出ていた小島茂師に国枝元調教師が打診し、調教師会の了承を得て実現したもの。正確な記録は残っていないが、調教師引退後に厩舎従業員へ転身するのは前代未聞だ。
国枝元調教師は「引退ということで、去年の暮れくらいから考えていた。調教助手としてトレセンに入って調教師になったので、厩務員の仕事は短期の手伝いだけ。やってみたい気持ちがあった」と転身の理由を説明。「準備運動やダク、角馬場のキャンターなどは(引退直前まで)やっていたからね」と、補助員としての業務に自信を見せる。
厩舎に迎え入れる形になった小島茂師は「以前に“人がいないので乗ってください”と冗談で言ったことはあったけど、定年後に“(補助員は)どうだろう?”と話をいただいた。僕もびっくりしたけど、とても助かるのでお願いしました」と経緯を説明した。
「これまでは人を介してやってきた。原点に戻り、馬と一緒にいて、面倒を見ていきたい。視点を変えるということ」と国枝元調教師。アーモンドアイやアパパネなど多くの名馬を管理した名伯楽が、今度は厩務員として、どんな馬を育て上げるのか楽しみだ。