2026.03.22

スポニチアネックス

【フラワーC】スマートプリエール 差し切った! 7年目・原とともに重賞初制覇

 3歳牝馬G3「第40回フラワーC」が21日、中山競馬場で行われ、原優介(25)騎乗の6番人気スマートプリエールが中団追走から差し切りV。人馬ともに重賞初制覇を飾った。デビュー7年目の原は45回目のJRA重賞挑戦で念願の初タイトルを獲得した。

<中山11R・フラワーC>レースを制した(10)スマートプリエールの原はガッツポーズ(撮影・村上 大輔)

 ついにつかみ取った!デビュー7年目の原が45回目のチャレンジでうれしい重賞初制覇。ゴール直後、左手を高々と突き上げた鞍上は「お待たせしました!たくさんチャンスを頂いていたんですけど、なかなか重賞制覇というのができなくて。(重賞制覇を)今年の目標の一つとして掲げていたので、無事にクリアすることができてホッとしています」と笑顔で喜びを語った。

 好スタートを決めて、道中は7、8番手をリズム良く追走。絶好の手応えで直線を迎えると、逃げ粘るロンギングセリーヌを目がけてグングン加速。最後は半馬身捉えて、歓喜のゴールに飛び込んだ。「欲を言えば3番手で競馬がしたいなと思っていたんですけど、思ったよりも周りが速かったので」。思惑とは異なる展開。それでも冷静にレースを見極め、相棒の鋭い末脚を引き出した。

 鞍上が「折り合いの練習を厩舎の方でしていただいていたので、自信を持って脚をためることができた」と陣営に感謝すれば、大久保師も「落ち着いて馬のリズムを崩さないように乗ってくれたので良かったと思います」と好騎乗を称えた。来週の君子蘭賞(28日、阪神)に出走するプランもあったが、雨予報を懸念してフラワーCを選択。その決断が人馬に重賞初タイトルをもたらした。

 指揮官は「馬の状態を見ながらですけど、せっかく賞金を加算できたので前向きに考えられたらいいかなと思う」と今後について語った。桜花賞(4月12日、阪神)を視界に捉える価値ある勝利。25歳の若武者は「僕と一緒に大きいところに行けたらいいなと思っています」と笑顔でアピールした。晴天の中山競馬場で、重賞4勝スマートレイアーを母に持つ良血がクラシック戦線に名乗りを上げた。

 ◆スマートプリエール 父エピファネイア 母スマートレイアー(母の父ディープインパクト)23年3月6日生まれ 牝3歳 栗東・大久保厩舎所属 馬主・大川徹氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績7戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金5946万3000円 馬名の由来は冠名+祈り(フランス語)。