2026.03.03
スポニチアネックス
【弥生賞ディープ記念】ライヒスアドラー 飛び立つ 3歳馬充実 上原佑厩舎 皐月賞の権利獲りへ
3月に入り、いよいよ春のクラシックが近づいてきた。今週は3枚の皐月賞切符を懸けたトライアル「第63回弥生賞ディープインパクト記念」がゲートイン。注目は東京スポーツ杯2歳S3着からの臨戦となるライヒスアドラーだ。前走後は3カ月の充電で成長を促され、心身共に着実なステップアップを遂げたシスキン産駒。3歳初戦で初タイトルを獲得し、クラシック候補に名乗りを上げる。
G1ホープフルS2着フォルテアンジェロ、ジュニアCを制したリゾートアイランド、京成杯Vのグリーンエナジー。既に3頭の3歳馬が芝でオープン入りを果たした上原佑厩舎から、また1頭新たなクラシック候補が出現しそうだ。昨年9月の中山新馬戦(芝9F)を3馬身半差で圧勝したライヒスアドラー。2戦目の東スポ杯2歳Sで3着と初黒星を喫したが、内容は敗れてなお強しだった。
好位イン追走も3~4角で後方の馬に外から次々に来られて後退。直線に入っても窮屈なままだったが、最後はラチ沿いの狭いスペースをこじ開けて鋭く脚を使った。伸び伸びと走れた1&2着馬とわずかに0秒2差。上原佑師は「スムーズだったら…と思わせる内容。改めて能力の高さを感じた。全く悲観はしていない」と、敗戦の中にも確かな手応えをつかんでいる。
その後は共同通信杯を目標にしていたが、放牧から帰厩後に状態が上がらなかったため弥生賞ディープ記念へ予定変更。「1週前を軽めにしたら、その期間に上がってきた。延ばして良かった」と師が語る通り、その後の調整は順調だ。
2月26日の1週前追いはWコースで3頭併せ。いっぱいに追われて1F11秒1をマーク(全体時計は6F82秒8)し、先行して外に併せたリアライズオーラム(4歳1勝クラス)には1馬身先着。後方からインに入ったニシノティアモ(5歳オープン)には1馬身遅れたが、同馬は前走の福島記念まで4連勝中と充実一途の大物牝馬。指揮官は「ニシノが凄く動くので見劣ったけど、この子もだいぶ上がってきた。この追い切りで、もう一段階上がってくる」と表情は明るい。
舞台は新馬戦を圧勝した中山。指揮官は「ここで皐月賞の権利を獲れれば」と力強く好勝負を誓った。馬名の由来は「古くからドイツで使用される鷲の紋章」。大きな羽をいっぱいに広げ、クラシックの大海原へ力強く飛び立つ。