2026.02.28
スポニチアネックス
藤岡佑介騎手が阪神で引退式 弟・康太さんと「一緒に頑張って来られた」「凄くありがたかった」
JRA騎手デビュー23年目で3月1日に調教師に転身する藤岡佑介(39)が28日、阪神でラスト騎乗を終えた。
最終レース終了後、引退式が開かれ、ファンから大きな拍手と歓声を贈られた。
引退式を含む一問一頭は以下の通り。
――今日はどんな気持ちで競馬に臨んだのか。
「いつもと変わらない感じで準備はできたんですけど何とか一つ勝ちたいと思っていたので、最低限でしたけど一つ勝つことができて良かったです」
――父・藤岡健一師の管理馬で最後の勝利を飾った気持ちは?
「たくさん勝たせてもらっていましたし、父だけじゃなくて厩舎スタッフの方も応援してくださっていたので勝てて良かったです」
――22年の騎手生活を振り返って。
「本当に凄く楽しく仕事ができたので、やり切ったなと今は凄くホッとしています。馬が命を懸けて走ってくれているので、それに応える仕事ができるように、と日々を過ごしてきたつもりです」
――最も印象に残っていることは?
「レースに関してはたくさん勝たせてもらっていますし、いろいろな思い出はありますけど先週の小倉大賞典(ケイアイセナ2着)は忘れられそうにありません。名前を呼ばれながら差されたのは初めてでした(笑い)」
――フェアプレー賞6回について。
「毎年、目標にして乗っていたので正直22年で6回というのは、もっと獲りたかったです。後半ここ何年かは続けて獲れていたので凄く良かったかなとは思っています。たくさんのお客様が楽しんでくださっているので不利などがあると純粋に楽しめなくなるなって思っていたので事故なく、不利なくをモットーに乗っていました」
――弟である康太さん(落馬事故で24年4月10日に死去)の存在について。
「近い関係でライバルとして一緒に頑張って来られたのは凄くありがたかったというか、いい刺激になりましたし、事故があってからはとにかく無事に引退することが、藤岡家の長男としての務めかなと思っていたので、役割を果たせたと思い、ホッとしています」
――明日からの調教師人生に向けて。
「本当に楽しくジョッキーという仕事を続けて来られたので、しっかりと気持ちを切り替えて、また明日から調教師として皆さんに応援していただけるような競走馬、それからジョッキーを育てられるようなチームをつくり上げていきたいと思います」
――最後にファンの皆さんにメッセージを。
「今日は遅くまで引退式を見守ってくださって、ありがとうございます。明日からは調教師として、またしっかり勉強し、いい形でこの場所に戻って来られるよう頑張りたいと思います。どんなに嫌なことがあっても、つらいことがあっても、レースで勝って、たくさんの仲間やファンの皆さまに〝おめでとう〟〝ありがとう〟と言ってもらえるだけで全部、忘れて最高にハッピーな気持ちになれるジョッキーという仕事が大好きでした。また生まれ変わっても(康太さんと)一緒にジョッキーになりたいと思います。本当に長い間ありがとうございました」