2026.01.25
スポニチアネックス
【小倉牝馬S】ジョスラン重賞初V!C・ルメール、史上8人目のJRA全10場重賞制覇
冬の小倉開催が開幕した24日、初日メイン「第2回小倉牝馬S」は1番人気ジョスランが中団から差し切って重賞初制覇。クリストフ・ルメール(46)は史上8人目、現役5人目のJRA全10場重賞制覇を達成した。鹿戸雄一師(63)は昨年スプリンターズS(ウインカーネリアン)以来のJRA重賞17勝目。昨年シンティレーション&フェアエールングの同着に続き、2年連続の関東馬Vとなった。
ルメールの満面の笑みが小倉のウイナーズサークルで映えた。ジョスランを重賞初Vに導き、史上8人目のJRA全10場重賞制覇の偉業を達成。場内インタビューで「ベリーベリーハッピーです」と声をはずませた。「小倉で日本での騎手人生が(本格的に)始まりました。20年前、冬の小倉でずっと乗っていて開催リーディング(06年)を獲りました」と思い出を口にして場内を盛り上げた。
6年ぶりの小倉騎乗とは思えない、コース形態を熟知した手綱さばきだった。17番枠から好発を決め、中団で折り合いをつけた。開幕週の馬場を意識し、できる限り内にエスコート。「壁が大事でした。向正面は風があるから」と説明し「3角からは前の馬がバテたので外になりましたけど、直線でまた加速することができました」とうなずいた。4角手前から追い出して合図を送ると直線、うなる手応えで抜け出した。「ハンデ戦でギリギリセーフでしたけど重賞を勝てて良かったです」と胸を張った。
ジョスラン自身も今年初戦で成長を示した。鹿戸師は「折り合いとイレ込みが難しい。(体質の)弱い馬だからレース数を使えなかったけど、ようやく丈夫になってきました」と目を細める。前走秋華賞4着後は福島県のノーザンファーム天栄で英気を養い、滋賀県の同ファームしがらきを経由して小倉に入厩。「(放牧先でも)乗り込んで、いい状態でした」と手応えを持って送り出した。
全兄には同厩舎の看板馬だったG1・3勝馬エフフォーリアがいる思い入れの強い血統。「これで賞金を加算できたので、もう一つ上を狙ってみたいと思います。体調が一番いい時に使えれば」と大舞台を見据えた。今後は未定ながら、重賞タイトルをつかんだ良血が本格化の兆しを漂わせている。
ジョスラン 父エピファネイア 母ケイティーズハート(母の父ハーツクライ)22年3月25日生まれ 牝4歳 美浦・鹿戸厩舎所属 馬主・吉田和美氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績6戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億116万4000円 馬名の由来は人名より。