2026.01.12
スポニチアネックス
【フェアリーS】ブラックチャリス重賞初V テン乗り津村 中山金杯から年明け連続制覇
新春の中山を彩る3歳牝馬重賞「第42回フェアリーS」が11日、中山競馬場で行われた。5番人気ブラックチャリスがゴール前の激戦を制して重賞初勝利を飾った。鞍上の津村明秀(40)は先週の中山金杯(カラマティアノス)に続き2週連続重賞V。キタサンブラック産駒は初年度産駒がデビューした21年から6年連続でJRA重賞勝ちとなった。
ゴール前は息をのむ大接戦となった。逃げ粘るレオアジャイルを追って外からブラックチャリス、2頭の間を割るようにビッグカレンルーフが鋭伸。3頭の激しい叩き合いは、外からグイッと伸びたブラックチャリスに軍配が上がった。
初コンビの相棒を好エスコートした津村は納得の表情を浮かべた。「持ち味のスピードで良い位置につけられた。すぐに折り合いがつけられたのが勝因。最後は苦しくなったが良く踏ん張ってくれた」。年明けの中山金杯を39歳でV。5日に誕生日を迎え、40歳一発目の重賞も制し「良い締めくくりと良い始まり。これを続けていきたい」と頬を緩めた。
16頭中、13頭が抽選突破組という大混戦を制した。函館2歳S2着の実力馬が“賞金上位組”としての意地を見せた。前走から1F延長、中山マイルで不利とされる外枠(15番枠)を乗り越えて手にした初タイトルだけに大きな価値がある。津村は「返し馬で乗りやすそうだと感じた。スピードと折り合えるセンスが良いところ。千二、千四を使ってきた理由が分かりますし、マイルも持ってくれたのが収穫」と素質の高さを感じ取っていた。
今後について武幸師は「ケアしてから考えます」と明言を避けたが、クラシック路線へ向けて視界が開ける勝利だったのは間違いない。冬の中山に誕生したヒロインが、さらなる大舞台へ歩みを進めていく。
ブラックチャリス 父キタサンブラック 母ゴールドチャリス(母の父トゥザワールド)23年4月18日生まれ 牝3歳 栗東・武幸厩舎所属 馬主・フィールドレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績4戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6259万3000円 馬名の由来は父名の一部+母名の一部。