2026.01.05

スポニチアネックス

【スポニチ賞京都金杯】ブエナオンダ 重賞初V 新年いきなり3連単109万馬券の大波乱

 新春を飾る縁起重賞「第64回スポーツニッポン賞京都金杯」は4日、2年ぶりに京都競馬場で行われた。4番人気ブエナオンダが差し切り、重賞初制覇。鞍上の川田将雅(40)は16年ウインプリメーラ、19年パクスアメリカーナに続く当レース3勝目を挙げた。2頭出しで挑んだ年男トレーナー・須貝尚介師(59)は当レース初V。3着に18番人気ショウナンアデイブが入り、3連単109万6640円の大波乱決着となった。

京都金杯を制したブエナオンダ(手前) (撮影・亀井 直樹) 

 詰めかけた3万6000人超の大歓声を浴び、馬場の真ん中から計ったように差し切った。ブエナオンダが川田の左ステッキに応え、Vロードを突き進む。3頭での叩き合いになったゴール前でグイッと抜け出し、26年最初の重賞Vをつかみ取った。鞍上は「オーナーにもいいものが届けられますし、厩舎にとっても年明けでこうやって勝たせてもらえていい時間になりました」と笑みがこぼれる。

 外め15番枠からスタートを決めると、好位の5番手をキープ。前半3F通過が35秒3のスローペースでも呼吸をピタリと合わせ、じっくり脚を温存。ラストの爆発力を引き出した。「しっかり勝負にいって、いいポジションを取りにいこうと思い、あのポジションを選択。この馬は長くいい脚を使ってくれるので、それを使えるように組み立てました」と振り返った。

 パートナーとは23年秋のデビュー戦からコンビを組み、キャリア5勝中3勝でエスコート。「若い時から凄く素質の高さを感じる背中ではありましたが、なかなか出世するのに時間がかかりました。こうやって重賞を獲るところまで成長してくれましたし褒めてあげたいです」と相棒を称えた。

 年男トレーナーの須貝師も愛馬の成長に目を細める。「夏場に休養させて、秋からグンと良くなった。心身ともに成長したことが大きかった」。昨秋以降、マイル路線に切り替えたのも素質開花につながった。「マイルも合っている。さらに力をつけてくれれば」とさらなる高みを目指す。

 川田は当レース3勝目、中山金杯の2勝を合わせると東西金杯は5勝目。キャリア23年目も幸先のいいスタートを飾った鞍上は「本当に今日はお客さんもとても多くて、競馬は改めてお客さんの目の前で走るからこそ気持ちのいいものだなと思いました。ここから一年、皆さんに喜んでもらえるように、僕も楽しみながら仕事がしたいなと思います」と抱負を語った。縁起重賞を制した人馬にとって、楽しみな26年が始まった。

 ブエナオンダ 父リオンディーズ 母オーサムウインド(母の父ディープインパクト) 21年1月20日生まれ 牡5歳 栗東・須貝厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績18戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億3156万6000円 馬名の意味はナイスガイ(スペイン語)。

 ○…年明け開幕日の京都は大盛況だった。入場人員は同じ京都開催だった2年前から約6000人増の3万6436人。スポニチ賞京都金杯の売り上げも好調で前年比114・1%の87億6501万4500円となった。開門直後からステーションサイドの2階テラスではG1馬写真など豪華賞品が当たる「ご愛読感謝抽選会」を実施。長蛇の列ができ、早々と終了した。4R終了後の昼休みには予想会が開催され、映像ホールには大勢の競馬ファンが詰めかけ、新谷尚太記者の予想に熱心に耳を傾けた。