2025.12.29

スポニチアネックス

【有馬記念】メイショウタバル 馬群に沈んで13着…武豊「残念」厳しい展開に泣いた

 厳しい展開を強いられ、最後は馬群に沈んだ。前々で運んだ宝塚記念の覇者メイショウタバルは道中、折り合いに苦労するシーンもあって13着。20年クロノジェネシス以来、5年ぶり12頭目の同一年春秋グランプリ連覇はならなかった。引き揚げてきた武豊は「残念。状態は良かった。ちょっと難しいところがありますよね。途中から、かかりました。はまればいいけど、もろいところもある」と悔しそうに振り返った。

<中山11R・有馬記念>最後の4コーナー。逃げる武豊騎乗のメイショウタバル。左から2頭目は横山武騎乗のコスモキュランダ(撮影・河野 光希)

 先代、松本好雄オーナーが8月29日に死去。人と人、馬とのつながりを大切に競馬に深く携わったオーナーが、この大一番を楽しみにしていた。天国に勝利を届けることはできなかったが当然これで終わりではない。「また来年、頑張ります」と前を向いた武豊。敗戦をバネにして、さらなる高みへ。チーム・タバルのチャレンジは続いていく。