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2025.12.28

スポニチアネックス

【有馬記念】ミュージアムマイルVに高柳大輔師「本当に信じられない」ゴール直前は「もう心臓が…」

 ◇G1有馬記念(2025年12月28日 中山芝2500メートル)

<中山11R・有馬記念>グランプリを制したミュージアムマイル陣営。(左から)C・デムーロ、高柳大師ら  (撮影・村上 大輔)

 3歳から8歳まで各世代の実力馬が顔をそろえたG1「有馬記念」は単勝3番人気のミュージアムマイルが制し、皐月賞に続く2つ目のG1制覇を飾った。2着は12番人気のコスモキュランダ、3着は2番人気のダノンデサイル。勝ち時計は2分31秒5。史上初の牝馬による有馬記念連覇を狙った1番人気のレガレイラは4着に終わった。

 ミュージアムマイルは父リオンディーズ、母ミュージアムヒル(母の父ハーツクライ)の血統で通算10戦5勝。騎乗したCデムーロはJRA・G1通算7勝目、高柳大輔師は同4勝目を挙げた。

 高柳大師は歓喜のレース後「今は本当信じられないんですけど、自分の馬が1番にゴールしたことが何よりうれしいというか…本当に信じられないっていう気持ちです」と興奮を抑えコメント。ゴール直前の心境は「もう心臓がドキドキ鳴って…うれしかったです」と笑顔がはじけた。

 改めて、この3歳のこの1年間の成長曲線を振り返った高柳大師は「去年の今頃からずっと成長を続けてるんで、まだまだ伸びしろはあると思います。全体的にはそんなに見た目も変わらないですけど、中身がしっかり、体形とかと合わせて整ってきたかなっていう感じです」と愛馬の進化に目を細め、中山2500を制したことに「距離を心配してたんで、そこは本当にこの先レース選択は広がったなと思います」と今後に期待を寄せた。

 ▼有馬記念 1956年に日本中央競馬会の第2代理事長・有馬頼寧の提案で創設された中山グランプリが前身。57年に急逝した理事長の功績を称えて改名。ファン投票で出走馬を選ぶ方式や年末の大一番として知られる暮れの風物詩。1着賞金は5億円。