2025.12.27
スポニチアネックス
【有馬記念】「ザ・ロイヤルファミリー」最終回の“サイン馬券”は…前日オッズで3連単10万円超え
25年中央競馬の総決算「第70回有馬記念」が28日ゲートイン。TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜後9・00)から導いた“サイン馬券”が話題となっている
年末の大一番、有馬記念は、その年の世相が反映されることが多い。過去にはアメリカ同時多発テロが起こった01年にはマンハッタンカフェとアメリカンボスと米国にまつわる馬名のワンツー決着。12年には世相を1字で表す「今年の漢字」で「金」に決まると、ゴールドシップが制した。
今年は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語を描いたTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜後9・00)が大きな話題となった。
そして毎週のように「ザ・ロイヤルファミリー」のスペシャルゲストやエピソードタイトルに関連する馬が、G1や重賞レースで馬券に絡んでいるとネットで話題となった。
第1話のスペシャルゲストとして武豊騎手の出演が9月26日に公式Xで発表された。ビジュアル写真では「(株)ウイン」の勝負服に似ている勝負服を着用して、ピンク帽を持った武豊の姿があった。その週末となる9月28日に開催された秋のG1開幕戦「スプリンターズS」では「(株)ウイン」に所属するウインカーネリアンが優勝。2着には武豊騎乗のジューンブレアが入った。
さらに第8話のエピソードタイトルは「相続馬限定馬主」だった。11月30日に開催された「G1ジャパンC」では、単勝4番人気で世界ランキング1位のカランダガン(セン4=仏グラファール、父グレンイーグルス)がレコードタイムの2分20秒3を叩き出し激戦を制した。
カランダガンは、アガ・カーン4世殿下の所有馬としてキャリアをスタート。今年2月に殿下が死去したため、娘のザーラ王女が引き継いだ。現在はアガ・カーン・スタッズSCEAに名義変更されている。この他にも同作から“サイン”につながることが多くあった。
14日の最終回では頂上決戦である「有馬記念」について描かれた。その有馬記念の結果は1着1番、2着14番、3着2番だった。
この馬番を今年の有馬記念に重ねると、1番エキサイトバイオ、14番アラタ、2番シンエンペラーである。この組み合わせの3連単27日17時時点のオッズで1070.8倍。100円が10万7080円となる。
今年の秋競馬は「ザ・ロイヤルファミリー」から導かれた“サイン”が多く馬券に絡んだ。年末の大一番である「有馬記念」も「ザ・ロイヤルファミリー」関連になるのか大きな注目が集まる。