2025.12.23
スポニチアネックス
【ホープフルS】“調教師界のホープ”上原佑師が送り出す好素材フォルテアンジェロ
東西のルーキー記者によるホープフルS特別連載「Hope Step Jump」の第2回は、美浦取材班の菊地一が担当。現役最年少トレーナー・上原佑紀師(35)が管理するフォルテアンジェロ(牡、父フィエールマン)を取り上げる。
若手のホープ(?)として、ホープフルSの連載を担当させてもらうことになった。登録した関東馬は5頭と少なめだが、顔ぶれを見れば粒ぞろいという印象。今日紹介するのは、新馬戦V→百日草特別2着からの臨戦となるフォルテアンジェロ。調教師界のホープ・上原佑師が送り出す好素材だ。デビュー戦は直線で馬群を縫って鋭伸。次走の未勝利戦を快勝するソラネルマン、コッツォリーノとの激しい競り合いを制した。
5頭立ての前走は2着に敗れたものの「少頭数で独特の展開になってしまった。実力で負けたわけではない」と師。上がり最速タイの3F32秒8の脚で追い込んだ。18日の1週前追いではこの日の最速となるラスト1F11秒1をマーク。「体調はいいですし、順調に来られている」と語った。
今年、スプリングS(ピコチャンブラック)で重賞初制覇を飾った上原佑師。ここを勝てば、平成生まれの調教師として初のG1勝利となる。同馬の強みは「乗りやすくて自在性がある。どんな競馬にも対応できるところ」とトレーナー。トリッキーな中山コースを経験していることは、キャリアの浅い2歳戦では大きなアドバンテージになりそうだ。(菊地 一)