2025.12.03
スポニチアネックス
【大井競馬 勝島王冠】キングストンボーイ重賞4V 吉原寛人はアンカツに並ぶ地方重賞200勝
「第17回勝島王冠」(S2)が3日、大井競馬場で行われた。1番人気のキングストンボーイが直線抜け出して快勝。昨年に続く連覇で重賞4勝目を飾った。吉原寛人(42=金沢)は地方競馬重賞200勝を達成。安藤勝己元騎手(地方競馬所属時)が持つ歴代1位の記録に並んだ。これが引退レースとなった24年NAR年度代表馬ライトウォーリアは3着に終わった。
吉原が断固たる決意でキングストンボーイを連覇に導いた。「千八では一番強いと思っているので、負けられない気持ちだった」。笠松のレジェンド“アンカツ”に肩を並べるメモリアルV。レース後はスタンドまで近づいてファンの大歓声に右手を振って応えた。「お待たせしました!無事に200勝という大台に到達できてうれしい」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
渡辺和雄師(53)も「重賞の半分近くを吉原ジョッキーで勝ってもらっている。メモリアルに立ち会えてうれしい。これからもどんどん勝ち星を重ねてほしい」と祝福。優先出走権を得た「第71回東京大賞典」(G1、29日、大井)の出否は未定だが、全幅の信頼を置く金沢の名手と共に次のステージに駆け上がる。