2025.11.23
スポニチアネックス
【マイルCS】Vチューバー・エクア オフトレイルの舞台 下り坂は“おはこ”
こんにちは、エクアです。京都芝1600メートル外回りは癖のあるコースです。スタートして直線が3F以上続き、2F目と3F目が速くなりがち。そこから上り坂でラップは落ちます。坂の頂上から4コーナーにかけて下り坂になるのでラップが上がる。実質、上がり4F勝負の傾向。京都開催で5頭が連覇したほか、連続好走する馬が多いのもコースの“練度”が問われるゆえ。
◎オフトレイル。
先に述べた理由でロングスパート傾向があるため、本来は中距離実績馬が幅を利かせるG1です。オフトレイルは距離適性短め寄りのマイラーなのですが、今年のメンバーなら大丈夫。好位有力馬が軒並みハナを切らされるのは遠慮したく、引っ張ってくれる馬がいての2番手が欲しい顔触れ。例年速くなる2F目、3F目のラップが緩くなる組み合わせです。
前半3Fが35秒0前後なら位置取り2桁常連のオフトレイルも追走に不安はありません。というか戴冠を狙うとすれば、道中8~10番手辺りに構えることが要件だと思います。今回、コースとしては初出走になりますが、坂の仕掛けがある京都芝外回りでは2、2、3、1着。京都芝1400メートル外回りでのここ3走は、上がり4Fの推定がいずれも44秒台。この数字に下り坂からの仕掛けの練度、ダウンヒラーぶりが示されています。
ヌレイエフ父系のJRA・G1勝ちは03年朝日杯FSコスモサンビーム(父ザグレブ)が最後。ずいぶん遠くですが、ファー産駒オフトレイルが“おはこ”の下り坂から新時代を駆け下ります!パカラッチェ!! (Vチューバー)