2025.10.28
スポニチアネックス
【天皇賞・秋】クイーンズウォーク90点 素晴らしい張りと筋肉量
◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断
仕上がりの良さならクイーンズウォークが断トツ。530キロ超の馬体には素晴らしい張りがあります。上腕やスネの血管がビロードのような皮膚から透けて見える。毛ヅヤも抜群。新潟記念を右臀部(でんぶ)打撲傷で競走除外となりましたが、その影響は皆無。マイルCSの馬体診断なら文句なしで100点満点。
ただ、2000メートルのG1ではどうでしょう。加齢とともにマイル仕様の馬体になっています。首差しは少し細いつくりですが、トモと肩の筋肉がますます大きくなってきた。中長距離を走るには邪魔になるほどの筋肉量。力を入れて耳を前へ倒した立ち姿からは前進気勢の強さがうかがえます。2000メートルの金鯱賞を勝ったとはいえ距離が課題になります。