2025.08.21

スポニチアネックス

【浦和・ルーキーズサマーC】ロードレイジング無傷初戴冠!代打笹川決めた

 今年の南関東2歳重賞第1弾「第3回ルーキーズサマーカップ」(S3)が20日、浦和競馬場で行われた。3番人気のロードレイジングが直線抜け出して3馬身差の快勝。デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇を飾った。同馬には「第24回鎌倉記念」(S2、10月15日、川崎)への優先出走権が与えられた。

ルーキーズサマーCを圧勝したロードレイジング

 ピンチヒッター笹川が鮮やかな殊勲打を放った。病気の御神本から急きょ乗り替わったロードレイジングを南関一番星に導き「ホッとした。前走、御神本さんが馬にとっていい教育をされていた。その経験が生きて今日の結果につながった」と笑顔。無事に役目を果たし、充実の汗を拭った。

 デビュー戦以来、2度目の騎乗。スタートは遅かったが、馬の行く気に任せて道中は中団のインを追走。4コーナーで手綱をしごいてゴーサインを送ると、持ち前の末脚を発揮。直線で早々と先頭に立ち、混戦の2着争いをよそに悠々とゴールを駆け抜けた。

 「心肺機能とセンスの良さは2歳馬ではトップクラス。このまま無事に成長してくれれば」と笹川は愛馬の将来性に太鼓判を押す。次走は未定だが、南関2歳戦線を引っ張る存在になったことは間違いない。

 ◆ロードレイジング 父モズアスコット 母カワカミハナコ(母の父ネオユニヴァース)牡2歳 川崎・加藤誠一厩舎 馬主・三浦勝仁氏 生産者・北海道新ひだか町の三石川上牧場 戦績3戦3勝 総獲得賞金2120万円。