2025.08.13
スポニチアネックス
【札幌記念】トップナイフ&アウスヴァール 昆師2頭出し!
札幌記念は3年連続で昆厩舎が2頭出し。その全てに名を連ねるトップナイフは3歳だった一昨年がプログノーシスに続く2着に激走。今になれば出走メンバーで重賞を勝っていないのはトップナイフのみというハイレベル戦だった。昆助手は「時計がかかる特殊な馬場をこなしてくれた。昨年(6着)も悪い内容ではなかった」と振り返る。

前走2桁着順からの臨戦も3年連続。「叩き良化型でトモの感覚がグンと良くなった。前走(函館記念=10着)が“5”なら先週時点で“8”。当週にもう一つ上がるような感じ」と今夏も大一番に向けて上昇曲線を描く。担当の黒羽根助手も「普段から毛ヅヤがいい馬だが、今回はもう一つ上のレベルで良く見せている」と証言する。
昨年のアンドロメダS3着後に持病の膝蓋(しつがい)骨を手術。ゲート難は克服済みだ。昆助手は「効果があったと思うし、トモがついてくるようになった」と分析する。手術後の2戦は先行策。不運にもレコード決着の激流に巻き込まれたが、22年ホープフルS2着でG1の頂に手が届きかけた当時の“本来の形”は取り戻している。
もう片翼を担う逃げ専科アウスヴァールも昨年(7着)に続く挑戦で「毎年同じルーティン。函館調整が合っているのかリラックスしている。この馬は自分の競馬に徹してハマるかハマらないかだけ。気分良く運べれば持ち味が生きる」と昆助手。マイスタイルを貫いて大駆けを狙う。
三度目の正直か、あっと驚く逃走劇か。「2頭とも状態がいい」という伏兵2騎。どちらが激走しても高配当間違いなしだ。