2025.07.29
スポニチアネックス
【新馬戦総括】ヒルデグリム、フィロステファニ非凡な末脚魅力
新潟、中京、札幌の開幕週は3場で計7鞍が行われた。新潟マイルでは非凡な瞬発力の持ち主が登場。牝馬限定の土曜は伏兵ヒルデグリムが突き抜けた。上がり3F33秒1は全体2位。初戦から切れ味が光った。日曜はフィロステファニが上がり3F最速32秒6で外から豪快に差し切りV。半兄に23年皐月賞馬ソールオリエンス、20年富士S勝ちヴァンドギャルドがいる“切れ者一族”で、成長の余地も多分に秘めている。先々が楽しみな好素材だ。

日曜中京芝10F戦を勝ったロックターミガンもA評価。中盤から11秒台のラップが刻まれるタフな流れを4角3番手から強気に押し切った。勝ちっぷりからもクラシック戦線で注目の一頭になりそうだ。日曜札幌ではサンセットゴールドが好位から先行勢をねじ伏せて初陣V。1000メートル通過66秒1の超スローだった分、着差は広がらなかったが地力の高さを示した。