2025.07.16
スポニチアネックス
【小倉記念】ラスカンブレス連勝で重賞初Vだ!陣営「暑さにも負けている様子ない」
小倉記念に出走する関東馬2頭はレースに備え、美浦より輸送時間が短縮される栗東で調整を進める。重賞初挑戦のラスカンブレスは3日に栗東入り。15日朝は開門直後の坂路を軽快に駆け上がり、4F60秒9~1F14秒5を刻んだ。今浦助手は「初めての栗東で入厩時は少しピリピリしたところもあったが徐々に慣れた。矢作厩舎の馬と一緒に坂路で乗ったり、調整は順調に来られている。今はカイ食いも良く、暑さにも負けている様子はない」と満足げに切り出した。

全10戦で9戦が馬券圏内の堅実派。オープン入りを決めた前走の六社Sは道中5番手で進め、直線は馬場の真ん中から力強く抜け出した。「スタートに課題はあるが、前走はこの馬にしては割とすんなりゲートを出てくれた。大きな収穫があったし内容も良かったと思う」と笑みを浮かべる。
母アースライズは15年フラワーC2着を含め、重賞で馬券圏内が3回。牝馬3冠は桜花賞8着、オークス4着、秋華賞5着と善戦した。叔父は今年のダービー馬クロワデュノール。「元々、いい馬だったが2、3歳時は子供っぽさが目立っていた。それでも4歳になってから精神面は急激に大人になっている」と期待の良血が本格化の時を迎えようとしている。小倉初参戦でも差しが利きやすい最終週ならチャンス十分。末脚を武器に連勝でタイトル獲得を狙う。